インタビュー:私立恵比寿中学「エビ中は気抜いてるよね(笑)」
2009年にグループ結成、2012年にシングル『仮契約のシンデレラ』でメジャーデビューを果たした、平均年齢16.2歳の8人組アイドル、私立恵比寿中学(通称エビ中)。10月21日に9枚目のシングル『スーパーヒーロー』をリリースを控え、メンバーを代表して真山りか(18)、柏木ひなた(16)、中山莉子(14)の3人に、エビ中の個性、新境地となる新曲や、12月に行われるさいたまスーパーアリーナ公演などについて話を聞いた。

−−結成からの6年間でメンバーの転校もあった中、真山さんは唯一、結成当時からのメンバーとなりますが、現在に至るまでの変化は感じますか?

真山:もう180度変わりましたね。エビ中は最初、レッスンの一環として始まって、ものすごく清楚なグループだったんですけど、途中からちょっと面白い方向に進んでいって(笑)。今やっと、ちょこっと清楚に戻って来れたのかなって感じます。

−−戻って来れてますか?

真山:こんなまともな制服を着させてもらえるだけでも、戻って来れたじゃないですかっ!


小林歌穂、星名美怜、中山莉子、柏木ひなた、廣田あいか、真山りか、安本彩花、松野莉奈(左→右)

−−柏木さんと中山さんは、エビ中に加入される前に抱いていたイメージと、メンバーになった後とで印象が違ったことなどはありましたか?

柏木:まず、入る前はエビ中を知らなかったので、どんなグループかも分からなかったんですけど、1回ライブを見学させていただいて。その時に、みんなすごく楽しそうに歌って踊って、トークもワチャワチャしてて、きっとみんなすごく仲良しなんだろうなと思っていて。入ったら、その通りで。みんなすごく騒ぐというか、キラキラしてるグループだなと思いました。

そのライブを見た時に、安本彩花があまり話しているイメージが無くて、「トークに参加してるのかなぁ…?」という感じだったんですけど、レッスンに行ったら結構話してくれたので、「人前に立つと緊張しちゃうのかな?」と思って(笑)。(松野)莉奈も「すごくクールな子だなぁ」と思ったんですけど、レッスンを見たら「ワァーッ!」みたいな子だったので、外から見て感じたイメージと、中で一緒にいて分かる実際のキャラクターとは結構、違いましたね。

中山:入る前に見ていた感じは、格好良くて、すごく遠い存在のように思っていて。「アイドルさんって結構、上下関係とかあるのかな?」と思ってたけど、エビ中に入ったら、想像と全然違って(笑)。最初は緊張もしたけど、すぐ溶け込めました。

−−メンバー間で多少の年齢差ありますけど、上下関係は無いんですか?

真山:無いですねー。年上の威厳というものが無いですね。少しは持ちたいものなんですけど。最初から「みんな仲良し」みたいな感じでやっちゃってたから、もう遅いなと。今更、先輩ぶっても、誰も聞いてくれないなと思って(笑)。

柏木&中山:(笑)。



−−エビ中と他のアイドルグループとの違いを感じることはありますか?

真山:圧倒的に子どもっぽいのかなぁ。良いか悪いかは置いておいて、地上波で「う○こ」って言ったりするアイドルはなかなかいないと思うし。だって普通、アイドルさんはみんな清楚で落ち着いてて、「はいっ♡」みたいな(笑)。

柏木:「キメてる」って思う。

真山:エビ中は、気抜いてるよね(笑)。

柏木:キャラ作らないもんね。

真山:だって、ボロ出ちゃうじゃん(笑)。

−−自称「king of 学芸会」以外に、エビ中のイメージってあるんですか?

真山:特に何も言われていなくて。色んな人がいて、たまたまキャラを作る人がいなかったから、「色んな人がいて良いんじゃない?」という自然体なグループになったんじゃないですかねぇ。