トヨタUKの「Takumi」の技・ホンダの災害対応ロボ・中国ではミニ四駆が空を飛ぶ(今週の画像ピックアップ)

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トヨタ、新車は段ボール製「Origami Car」

 
トヨタ UK が、大量のダンボールと木工用ボンドで作った レクサス IS、通称「Origami Car」を製作、公開しました。ちなみに走行も可能。トヨタのクラフトマンシップを紹介するものですが、世間をあっと言わせたホバーボードに比べるとどこかの学園祭の展示企画のように見えなくもありません。続きのギャラリーに掲載した紹介動画では、レクサスの内装担当者が「ほらほら、片手で"猫"を折れるんだよ〜」と"Takumi"の技を披露しています。

【ギャラリー】TOYOTA "Origami Car" (12枚)



一方、ホンダは災害対応ロボットを開発中

 
ホンダのロボットといえば ASIMO ですが、現在ホンダは災害対応用の新作ロボットの開発を進めています。福島の原発事故直後から開発を始めたというこのロボットには、まだ名前すらありません。しかし工場や発電所などの建屋内によくあるグレーチングの通路から、垂直のハシゴへスムーズに乗り移り、さらに上下階へ移動といった一連の動作を見事にこなします。

災害などで凹凸だらけになった屋外の道路では ASIMO のような2足歩行では不安定です。この開発中のロボットは通常は2足歩行で移動しつつ、悪路では猿のように手を地につけた姿勢になって安定性を確保する4足歩行モードを備えています。

【ギャラリー】Honda “experimental humanoid robot.” (5枚)

クモのように糸でジャンプ中の姿勢制御をするロボット

 
ロボットにとって難しいのがジャンプ動作。空中で姿勢制御ができないため、着地時の体勢によっては転倒してしまうリスクがあります。南アフリカ共和国ケープタウン大学の研究者は、ハエトリグモが獲物を捉えるためにジャンプする瞬間、お尻から糸を出して空中の姿勢を保っていることに目を付け、レゴをフル活用したロボットでそれを実験しました。
  
実験の映像では、何の工夫もなしにジャンプさせた場合と、クモの糸を模した細い糸を付けてジャンプしたときの空中姿勢の違いを確認しています。ただ実験映像では着地した瞬間に動画が停止して、そのまま終わってしまいます。本当にうまくいっているのかどうか、気になって夜も眠れません。

【ギャラリー】Jumping robot uses safety tethers (4枚)

2015年のノーベル物理学賞はニュートリノ振動の発見

 
物質を構成する原子よりも遥かに小さいとされる素粒子ニュートリノは、かつては「質量を持たない」と定義されていました。東京大学宇宙線研究所の梶田隆章教授らは、岐阜県神岡町にあるニュートリノ検出施設「スーパーカミオカンデ」で、ニュートリノを観測し、質量がなければ説明できない「ニュートリノ振動」現象を発見。後に茨城県つくば市の用紙加速器から250km離れたスーパーカミオカンデに向け射出したニュートリノを観測し、ニュートリノ振動現象を証明しました。これは素粒子物理学の根幹を覆す発見とされています。

現在、三代目カミオカンデとなる新しいニュートリノ検出施設「ハイパーカミオカンデ」が神岡町に建設中です。ちなみにカミオカンデの"ンデ"の由来は、「Nuclear Decay Experiment:核子崩壊実験」の略(諸説あり)。

【ギャラリー】Nobel Prize in Physics for 2015 (3枚)

中国、空も飛べるロボット自動車を開発

 
中国の航空業界団体 AVIC が、天津で開かれたヘリコプターの展示会で飛行可能な ミニ四駆 ロボットカー「Swift Gazelle」を公開しました。肉抜きの成果か車重は約100kgと非常に軽く、ガイドローラーのように突き出た6つのデジタル制御ローターでヘリコプターのように飛行やホバリングができます。

また、AVIC の説明ではこのロボットカーは地上において"敵を自動追跡"することが可能とのこと。どうやらこれは人民解放軍の軍用車両のようです。現在は縮小サイズなので人が乗ることはできませんが、フルサイズのものも開発中とのこと。
  
ちなみに米国もプレハブ小屋にタイヤとローターを取り付けたようなフライングカー「Black Knight」を研究開発中。こちらは2014年にテスト飛行(浮上)まで実施しています。

【ギャラリー】Flying Cars (3枚