『ファンタスティック・フォー』 (C)2015 MARVEL & Subs. (c) 2015 Twentieth Century Fox

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(…前編より続く)

○【4位予想】『ファンタスティック・フォー』
05年と07年に映画化された『ファンタスティック・フォー』を新スタッフ&キャストで制作したSFアクション。ある事故がきっかけで特殊能力を持ってしまった4人のヒーローが、異次元の敵に立ち向かう姿を描く。

05年、07年の作品共に日本では初週ランキングで5位、2位と好成績を残した実績はあるが、先に公開されたアメリカでは、初週で約2620万ドルという結果。これは予想の4000万ドルを大きく下回る数字で、巨額な製作費を投じていることから「低調」という評価をされている。

日本では10月6日にジャパンプレミアを開催。日本語吹き替え版の声優を務める堀北真希が、純白の衣装で電撃結婚後初の公の場に登場。俳優・山本耕史との話題にも触れ、多くのメディアが大々的に本作を報じた。リブート作品は知名度という点でプラス、新鮮味という部分ではマイナス。数字は読みづらいが10万-15万人ぐらいの集客はあるだろう。

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▲【5位予想】『マイ・インターン』
ロバート・デ・ニーロ&アン・ハサウェイというオスカー俳優が初共演することで話題になっている本作。年齢や地位、性別の異なる大人の男女が友情をはぐくんでいく姿を描いた人間物語。

アン・ハサウェイ、ファッションサイトが舞台ということで連想されるのが、彼女の出世作となった『プラダを着た悪魔』(06年/20世紀フォックス)。『プラダ〜』ではメリル・ストリープ扮するミランダにしごかれる若き女性編集者を演じたが、本作では社長という立場からの成長が描かれる。『プラダ〜』は初週土日で約14万人という動員を記録している。

劇場公開数は約270館。全米では公開3日間で約1820万ドルという結果。ナンシー・マイヤーズ監督のヒット作『恋愛適齢期』との対比で113%と好スタートを切った。人気俳優の共演、おしゃれな佇まいと中高年層の支持を受けそうな映画だ。

△【8位予想】『GAMBA ガンバと仲間たち』
斎藤惇夫の児童小説「冒険者たち ガンバと15ひきの仲間」を映画『STAND BY ME ドラえもん』などを手掛ける映像制作会社・白組が3DCGアニメ化した作品。

劇場公開数は約300館とそろった。家族向けアニメーションということで、プロモーションもかなり多岐に渡って展開している。「GAMBA」というリンクから、サッカーJリーグのクラブである「ガンバ大阪」とのポスターコラボ、西武鉄道では10月1日から11月1日まで映画「GAMBA ガンバと仲間たち」の公開を記念した西武線スタンプラリー「映画『GAMBA ガンバと仲間たち』西武線スタンプラリー」を実施するなどユニークだ。製作費20億円のビッグプロジェクト、息の長い集客を目指すためにも、好スタートを切りたいところだ。

【注目シネマ】
*『リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード』
文化庁主催の若手アニメーター育成事業「アニメミライ」で発表された短編「リトルウィッチアカデミア」の続編。米クラウドファウンディングにより資金を募り、続編が作られたというファンの思いが詰まった作品。

劇場公開数は約20館と少ないが、クラウドファウンディングの目標金額15万ドルに対し、あっという間に62万ドルが集まったといいうほどの熱い作品。2週間という限定公開もスクリーンアベレージを高める要素になる。トップ10を狙えるだけの爆発力は十分秘めている。(文:磯部正和/映画ライター)

磯部正和(いそべ・まさかず)
雑誌の編集、スポーツ紙を経て映画ライターに。基本的に洋画が好きだが、仕事の関係で、近年は邦画を中心に鑑賞。本当は音楽が一番好き。不世出のギタリスト、ランディ・ローズとの出会いがこの仕事に就いたきっかけ。

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