日本vsシリア 試合後のハリルホジッチ監督会見要旨

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[10.8 W杯アジア2次予選 日本3-0シリア マスカット]

 日本代表は8日、中立地のオマーン・マスカットで開催されたW杯アジア2次予選でシリア代表と対戦し、3-0で勝った。負ければ自力での首位通過の可能性が消滅していた大一番。3連勝中のシリアを下し、E組首位の座を奪回した。

以下、試合後のハリルホジッチ監督会見要旨

バヒド・ハリルホジッチ監督

「ロジカル(論理的)な勝利だったと思う。それが我々の目的だった。ただ、前半には満足していない。その後、修正し、後半はゲームコントロール、特にゴールを決めるところで良くなった。初めてPKを取ったわけだが、それも含めてこの勝利は私たちに良いものをもたらせたと思う。ただ、このチームはもっともっと良くなる。この勝利のスパイラルを続けないといけない。そして勝ち続けないといけない」

―後半、どのような修正をしたのか?

「ボールを使ってゲームを支配するということだ。前半は簡単なパスをミスしていた。グラウンドが柔らかく、疲労もあったと思う。相手の背後を狙うプレーが少なく、足元でもらう動きが多かった。そのため、相手は後ろに残った状態のまま前を向いて守備ができていた。後半、いくつかのアクションがあったが、それはワンタッチを伴ったプレーだった。それによってかなりのチャンスをつくり出せた。左からの素晴らしいアクションで点が取れなかったのは残念だが、ああいうアクションが我々のアイデンティティーになる。我々のグループで一番難しい相手に勝つことが目的だったので、それは果たせた。少しプレッシャーも感じていたのではないかと思う。後半はより多くのものをもたらし、得点につながったと思う」

―後半、修正した選手の勝負強さをどう評価するか?

「何人かの選手に修正を加えた。山口、長谷部、香川の中盤3人に修正を与えた。本田と原口も少し広がった状態になっていた。そのため、足元でもらう動きが多くなっていた。岡崎、香川、本田、原口がお互いに近くでプレーするよう指示した。そうすることで個人のアクションではなく、組織的なアクションが増える。人が動いてボールが動くことを要求した」

―初めてPKを取れた要因は?

「おっしゃるように、10試合で1回取れたPKだった。ただ、私はずっと16m(ペナルティーエリア)の中に入ったときはPKを狙いなさいと指示してきた。ようやく取れたわけだが、そうは言っても16mの中でまだまだアグレッシブさが足りない。特にデュエルのところ。シリアは戦うチームだった。最後の最後まで彼らはあきらめなかった。我々が考えていた以上に難しかったが、後半はテクニックと経験を使って彼らを支配した。あと2、3回の良いアクションがあったので、そこで点が取れていればという思いもある。イラン戦に向けてまた修正して臨みたい」

―前半、縦の速さがあまりなかったが?

「前半は(攻撃陣が)相手ゴールを背負った状態で、お互いに広がった状態になっていた。そして相手は戦う意識を持って、それをブロックしに来た。我々のパス交換が正確でなかったというのもある。そのためプレーのスピードが上がらなかったという分析をしている。そこで中盤と前線に修正を加えて後半に臨んだ。後半は日本の真のイメージを見せることができたのではないかと思う。宇佐美、清武、武藤は良い入りを見せた。我々が求めるスピードを彼らはもたらしてくれた。宇佐美もいくつもチャンスをつくってくれた。左からの素晴らしいアクションでゴールが取れなかったのは残念だった」

―イラン戦ではメンバーを代えるのか?

「イランは今、プレーしているところなので、そのビデオを見て分析する。強いチームであり、8万人ぐらいの観客が入ると聞いている。まったく違う試合になる。もっとレベルの高い試合になるだろう。我々はもっともっと強いチームにならないといけない」

(取材・文 西山紘平)


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