従来どおり4-3-3システムで臨んだ日本はオマーンで曲者と目されたシリアを破り、貴重な勝点3を獲得。グループの首位に浮上した。

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【サッカーダイジェスト取材記者による採点&寸評】
取材:五十嵐創(サッカーダイジェストWEB)
 
【日本代表・総評】 5.5
「立ち上がりからしっかり入りたい」(長谷部)と言っていた割にはぬるい対応が散見され、カウンターを食らう場面もしばしば。相手のミスに助けられて無失点で乗り切ったが、守備が安定しているとは言えなかった。
 
 後半はボランチが絡んだことでビルドアップがいくらかスムーズになったものの、3ゴールを奪えたのはシリアの運動量が落ちたからとの見方もできる。結果を残した点は評価すべきだが、内容にはまだまだ多くの課題を残した。

【PHOTOハイライト】シリア 0-3 日本
 
[個人採点・寸評]
12 西川周作 6
立ち上がりに飛び出しを躊躇してヒヤッとさせた以外は、特に問題はなし。つなぎのパスもミスがなく、無難に90分間を終わらせた。
 
[DF]
5 長友佑都 6
18分にふたりを抜いてクロスに持ち込んだプレーはらしさが見えた。カウンターへの対応もソツがなく、及第点を与えていいだろう。
 
20 槙野智章 6
制空権を握ってロングボールを撥ね返し、くさびに素早く寄せて地上戦でも存在感。原口へのスルーパスもDFとは思えぬ精度だった。
 
21 酒井高徳 6
本田との連係で右を崩し、17分には巧みなトラップで相手を外してチャンスメイク。最後まで運動量を保ち、守備も穴を開けなかった。
 
22 吉田麻也 5.5
クロス対応は万全だったものの、攻撃への貢献は……。自陣の低い位置で失うミスもあり、ビルドアップには大きな注文が付く。
 
[MF]
10 香川真司 6.5
岡崎のゴールにつなげた突破だけでなく、様々な局面で攻撃に関与。周囲とのパス交換で相手を翻弄し、崩しのバリエーションを広げた。
 
16 山口 蛍 5
軽い対応でピンチを招き、ボランチ同士の横パスをミスするなど、前半は散々な出来。後半に持ち直したが、厳しい評価にせざるを得ない。
 
17 長谷部誠 5.5
積極的に前線へ進出していたが、激しい当たりに阻止されて有効なプレーはわずか。むしろ、FWを走らせる球足の速いパスが効果的だった。
 
[FW]
4 本田圭佑 6
岡崎が得たPKを沈めて先制点。ゴール前へ飛び出す選手を見逃さない視野の広さを見せ付け、87分には宇佐美の代表2点目を演出した。
 
8 原口元気 5.5
日本のファーストシュートを放つなど積極性を披露。しかし、以降はDFに止められる場面が多く、アフガニスタン戦の再現はならなかった
 
9 岡崎慎司 6
長谷部のフィードを受けてPKを獲得し、香川のクロスから2点目を叩き込む。一方でポストプレーの精度は低く、早急な改善が必要だ。
 
交代出場
FW
11 宇佐美貴史 6
素早く前線に進出し、本田のプレゼントパスでチームの3点目を決める。相手の守備が甘かったとはいえ、結果を残した点は評価できるだろう。
 
MF
13 清武弘嗣 6
前線から精力的にプレスをかけて守備を引き締めた。2列目を幅広くこなせるプレースタイルで、今後も存在感を示しそうだ。
 
FW
14 武藤嘉紀 ―
試合の行方が決まった83分に出場。ドリブルを披露する機会はなかったが、前線のスペースへ抜けて起点になり、惜しいクロスもあった。
  
監督
ヴァイッド・ハリルホジッチ        6
実績重視のメンバーで挑み、もっとも欲しかった結果をもぎ取る。余裕ができた終盤は、今後に向けて新顔を使っても良かったか。
 
※fMAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。