動画:村田製作所のチアリーディングロボットショー。姿勢と距離感の群制御技術:CEATEC2015

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10月7日(水)〜10日(土)まで幕張メッセで開催中のCEATEC2015より。

村田製作所のブースでは、2014年から活動しているグループ型ロボット『村田製作所チアリーディング部』のダンスショーが行われています。

村田製作所のロボットといえば、自転車に乗るムラタセイサク君(1991年)、一輪車に乗るムラタセイコちゃん(2008年)がTVCMなどで有名です。チアリーディング部は2輪、1輪に続くゼロ輪、ボールの上で姿勢を制御し、複数台でフォーメーションダンスをする点がユニーク。世界中の子どもから大人まで、イノベーターを目指す人たちを応援すべく結成されました。

両手で持って運べてしまうサイズ感(高さ36cm、重量1.5kg)や、球体の上でゆらゆらとバランスを取ったり、ちょこちょこと腕を動かすさまは大変可愛らしく、開演時間になると、ステージ前には多くの来場者が集まり、カメラやスマートフォンを構えます。

【ギャラリー】CEATEC2015:村田製作所 フレフレするロボット (5枚)


村田製作所チアリーディング部では、不安定なボール上での動作を制御する安定性と、10体のロボットを意図通りに動かす協調性がアピールされています。ボールの上で姿勢を制御しながら移動とダンスを行い、移動中も互いの位置を把握し、ぶつかることがありません。

チアリーディング部のロボットに用いられている技術は、ジャイロセンサーによる姿勢制御、マイクおよびセンサーによる位置関係の把握、群制御技術です。

各機は前後、左右、回転方向の3軸を検出するジャイロセンサーを搭載しており、傾きかけた方向にボディを移動させることで、ボディの重心を常にボールの真上に維持し、安定性を確保しています。なお、このジャイロセンサーはデジタルカメラの手ブレ補正機構やカーナビなどに採用されているとのことです。

また、相互に超音波と赤外線の受発信を行っており、超音波マイクと赤外線センサーで受信した音と光の速度差によって発信機からの距離を把握することで、ぶつからずに移動することが可能となっています。4m四方の範囲で互いの位置を把握しながら活動できるとのこと。この超音波センサーは車のバックソナーなどに採用されています。

チアリーディングは毎日1時間置きに開演しており、観覧後にはノベルティとしてオリジナルケース入りの付箋がもらえます。昨年のCEATEC2014でも実施していたステージですが、チアリーディング部の動きを生で見られる機会は限られるので、この機会に見てみてはいかがでしょうか。