パイの中には具材がぎっしり!開発担当者は、「大きな肉をたくさん入れる技術や、柔らかく煮込んでも煮崩れしない調理法を探るのには苦労しました」と話している

写真拡大

オーストラリア発のパイ専門店、パイフェイスがついに日本上陸!10月27日(火)、第1号店となるテイクアウト専門店「パイフェイス ラゾーナ川崎プラザショップ」をオープンした後、11月19日(木)には、イートインスペースを設けたフラッグシップショップ「パイフェイス 渋谷モディショップ」を出店する。

【写真を見る】さまざまな表情の顔を描いた、キュートなパイが勢ぞろい!

オーストラリアの国民食である「ミートパイ」とコーヒーを主力商品に、世界で約60店舗を展開するパイフェイス。日本ではミスタードーナツなどを手がけるダスキンが運営し、今後2、3年で首都圏を中心に、5店舗を出店する計画だ。10月6日には、オーストラリア大使館で記者発表会が行われ、商品のラインアップが明らかになった。

日本で販売されるパイは、セイボリー(総菜)パイ9種類と日本オリジナルのスイーツパイ7種類の計16種類。本国のレシピをもとに、日本人向けに大きさや味付けをアレンジしている。パイの表面には、種類ごとにさまざまな表情の顔が描かれており、キュートなビジュアルもポイントだ。

代表的なメニューの1つ、「チャンキーステーキ」(税抜390円)は、ごろっと大きめにカットした角切りビーフをグレイビーソースで味付けした一品。記者が試食してみたところ、肉の存在感もさることながら、ブラックペッパーのスパイシーな風味とパイ生地の甘味がマッチし、リッチな味わいに仕上がっていた。ビールなどアルコールとの相性も良さそうだ。

スイーツパイには、シャキシャキとしたリンゴに、甘さ控えめのカスタードクリームを合わせた「りんご」(税抜280円)を筆頭に、「抹茶丹波黒豆」(税抜290円)など和の素材を取り入れた商品もお目見えする。

パイフェイスホールディングスのエグゼクティブシェフ、フランソワ・ガーラン氏は、「おいしいミートパイの中身を作る秘訣は、牛肉とグレイビーソースのバランスにあります。パイ生地も重要な要素で、サクサクした食感に仕上げています」とこだわりを語る。

その他、オーストラリア直輸入のオリジナルローストコーヒー「パイフェイスブレンドコーヒー(ホット)」(税抜340円)などのドリンクに加え、スープやサラダといったサイドメニューも用意。さらに、渋谷モディ店ではオーストラリア産ビールをはじめとしたアルコールも取り揃え、さまざまなシーンに対応する。

なお、本国でのミートパイは、日本のおにぎりに匹敵するほど、日常的に親しまれている食べ物なのだとか。駐日オーストラリア大使館参事官のジュリアン・メリマン氏によると、「オーストラリアでは、ラグビーをはじめとしたスポーツ観戦にミートパイは欠かせません」とのこと。スイーツとしての役割だけでなく、幅広い楽しみ方を提案するパイフェイス。今からオープンが待ち遠しい!【東京ウォーカー】