人工知能による攻撃者との通信検知のイメージ

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 NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、人工知能(AI)を活用する新サービスを相次いで発表した。総合リスクマネジメントサービス「WideAngle」のマネージドセキュリティサービス運用基盤にAIを搭載する他、AI活用の業務支援サービスの提供を開始する。

 未知のセキュリティ脅威をリアルタイムに検知・判別する仕組みとして「人工知能」を活用。機械学習により攻撃者との通信を検知する機能を独自開発した。10月から、「WideAngle」のマネージドセキュリティサービスの運用基盤(SIEM)に搭載し、企業へのサイバー攻撃に対する検知・分析力を大幅に強化する。

 また、米国IPsoft社と提携。同社の最先端の推論エンジンなどを活用した対話業務支援サービス「Virtual Assistant」を発表した。人間の会話を高精度解析できる人工知能を使うことで、企業などのコンタクトセンターや店頭における問い合わせ対応業務、電話などによる販売業務などの一部をクラウド上のAIにより実現できるという。日本語・英語の2言語に対応し、2016年夏より提供を開始する予定。商用サービスの提供に先立ち、2016年2月より参加企業を募集し、実証実験を行う方針だ。

 さらにNTT Comでは、時系列データの解析が可能なDeep Learning技術を開発したとのこと。この技術を使った人工知能は、「しゃがんでいる」「きょろきょろしている」「ものを置いている」などの人間の「動作」を、映像データから高精度に検知できるという。今後は防犯分野のほか、工場での異常検知、店舗での購買行動分析、スポーツにおけるプレーの分析など、様々な領域への応用を検討する。