日本を破ったシリアU-23代表(2012年当時)【写真:Getty Images】

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 シリア代表のファジャル・イブラヒム監督は7日、翌日に控えたロシアW杯2次予選の日本戦に向けて記者会見に臨んだ。

 現在3戦3勝でグループ首位に立っているシリアは、日本に勝てばその地位を確固たるものにできる。それだけにイブラヒム監督は「今回はとても重要な試合。シリアにとって非常に重要な時を迎えている」と気を引き締める。

「日本のこともよく知っているし、監督も知っている」と自信を見せるが、同時に「日本のプレーヤーは全員重要」とヨーロッパでプレーする選手の多い相手への警戒を口にした。

 日本とは過去1勝7敗と大きく負け越しているが、2011年のアジアカップではあと一歩のところまで追い詰め、2012年のロンドン五輪最終予選では現在A代表で活躍する選手を多く起用して2-1で勝利した。いまやシリアの力量を過去の戦績から推し量ることは無意味に近い。

 しかし、国内が紛争状態にある中で選手たちは海外へ散っており、代表チームの結束力に心配の声も挙がっている。これまでと全く異なる困難な状況にあるが、イブラヒム監督は「代表チームは何度か集まっている。大半の選手は海外に、他のアラビア諸国に。だが全員がよく知り合っていて、心配していない」とチーム力に問題がないことを強調した。

 日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督も「おそらく国のために彼らは真剣に、本当に戦ってくる」と失うもののないシリア代表に警戒を強めていた。

 果たしてイブラヒム監督率いるシリア代表はどんな戦いを見せるだろうか。若手からベテランまでバランスのよい年齢構成で、アジア屈指の評価を得ている選手も多く、新生・日本にとってこれまでにない厳しいゲームとなりそうだ。

text by 編集部