レスターのアンドレイ・クラマリッチ【写真:Getty Images】

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 クロアチアのリエカから今年1月に鳴り物入りでレスターに加入したアンドレイ・クラマリッチだが、今季は出場機会の確保に苦労している。2014年のクロアチアリーグ最優秀選手にも輝いた逸材の厳しい現状を英『フォー・フォー・ツー』が伝えた。

 リエカ時代は半年で18試合に出場して21得点を挙げていたが、イングランドでは壁にぶつかっている。昨季はレスターで13試合に出場し、そのうち先発は6試合のみ。今季に至っては1試合12分しかプレー時間を与えられていない。

 この現状にクラマリッチは「なぜ自分がプレーできないのかわからない」と不満を爆発させる。それと同時に「ファンは僕を愛してくれているし、サポートしてくれ、出場機会が少ないことを残念がってくれる」と控え要員の葛藤を明かした。

 さらに「僕はもっとプレーするに値する。それは自信にも影響するだろう。これから何が起ころうとしているかわからないんだ」と不透明な自らの未来に不安をのぞかせ、クラウディオ・ラニエリ監督のサッカーに馴染めない苦悩を語っている。

 昨季の加入直後は先発の機会も多かったが徐々に出場時間を減らし、4月以降はほとんどが途中出場だった。シーズン終了後にはナイジェル・ピアソン監督が去り、ラニエリ監督が就任したことで状況は変わるかに見られたものの大きな変化はない。

 クラマリッチは2人を比較して「ピアソンとラニエリは大きく違う。ラニエリはより守備に注力し、前線ではどんなことをしても構わない」とと説明した。岡崎慎司とジェイミー・ヴァーディーというハードワークが売りの2人を主力として起用し、プレミアリーグ5位と好調のチームを象徴する発言だろう。

 相手DFの裏を取ってゴールを陥れるプレーが真骨頂のクラマリッチにとっては難しい時期が続く。それでも必ず生粋のストライカーの力が求められる時は来るはずだ。その時まで努力を怠らず、真価を発揮できるか。クロアチア期待の星は早くも正念場を迎えている。

text by 編集部