iPhoneより革新的?  モバイル型ロボット電話「ロボホン」がスマホをSFに変える理由

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2015年10月6日、シャープはちょっと変わった電話を開発したことを発表した。小型で手軽に持ち運びができるモバイル型ロボット電話「RoBoHoN(ロボホン)」だ。

スマートフォンは各社から発売されているが、どこも似たり寄ったりの製品ばかりで、代わり映えしない。iPhoneやXperiaなど、差別化できているスマートフォンが数少ないのが現状だ。

現在のスマートフォンは、画面をタッチするなど、単なる道具に過ぎない。SF映画のような対話型のデバイスを夢見たスマートフォンは未だに実現してはいないのが現状だ。

シャープは、そこに目を付けたのだろう。

■目の付け所がシャープ?
ロボットというと、「メカ好きの男性」がターゲットと思うのは、早計だ。
実は、ロボットは女性に人気があるのだ。

秋葉原のロボットに詳しい人によると、「Robi」は女性に大変人気があるのだそうだ。過去を振り返っても、ソニーのロボット犬「AIBO」にも女性ファンは多かった。いずれも可愛く、コミュニケーションがとれるロボットだ。

「RoBoHoN」を見て、「おや!」と思った人もいるだろう。デアゴスティーニ・ジャパンの「Robi(ロビ)」と、外観がよく似ている。それもそのはず。「Robi」の生みの親であるロボットクリエイター高橋智隆氏とシャープが共同開発したものだ。

「RoBoHoN」は、本体サイズも、高さ約19.5cmと、衣類のポケットや鞄などに入れても苦にならない大きさで、いつでも持ち運べる。

機能面では、モバイル通信(LTE/3G)に対応し、音声通話をはじめ、メールやカメラ、液晶タッチパネルなどを搭載する。加えて、新たに開発したフォーカスフリーの小型プロジェクター搭載で、写真や映像、地図などを壁や机に投影することもできる。

しかし、もっとも重要なのが、こうした機能を「RoBoHoN」と対話で操作できることだ。スタートレックのようなSFの世界では、音声コマンドや音声操作が一般的で、通信端末(コミュニケーター)の操作も会話で行われている。現在のスマートフォンも、一部可能だが、会話というレベルではない。

実は、「RoBoHoN」は、初の対話型のスマートフォン・携帯電話となる可能性が高いのだ。
無機質なスマートフォンとは異なり、対話することで、ただの道具以上に愛着を持って使用できる機器となるだろう。

同社によると、2016年前半に発売を開始するとのこと。
「RoBoHoN」の登場は、これまでの操作型スマートフォンとは、まったく異なる新しい世界、対話型スマートフォンという夢の実現に一歩近づくのかも知れない。


ITライフハック 関口哲司