佐藤健×神木隆之介『バクマン。』の大根仁監督、「原作のコスプレをやるつもりはない」
「DEATH NOTE」の原作コンビとしても知られる大場つぐみさんと小畑健さんの大ヒットコミックスが、佐藤健さん、神木隆之介さん主演で実写映画化され大ヒットしています。手がけたのは『モテキ』の大根仁監督。佐藤さんや神木さん、そして共演の山田孝之さんや染谷将太さんの印象や、「これぞ映像化!」と鳥肌必至のシーンなどについて伺いました。

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あらすじ
だらだらと毎日を過ごしていた高校生の「サイコー」こと真城最高(佐藤健)は、彼の画力に目を付けた漫画原作者を目指す同級生の「シュージン」こと高木秋人(神木隆之介)から、一緒に漫画家になろうと誘われる。やがて組むことになったふたりは、プロの漫画家になり少年ジャンプでの連載を勝ち取るべく、怒涛の日々をスタートさせた。
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⇒【YouTube】「バクマン。」予告 http://youtu.be/AjuyrRTqfkE

◆原作のコスプレをやるつもりはなかった

――『モテキ』に続き、コミックス原作ものです。今回、こういう方向性なら映画化できるんじゃないかと思われた部分を教えてください。

監督:大きくは、職業映画と青春映画との両立ができるんじゃないかと思った点です。青春映画は主人公たちが挫折しながら成長していきますが、『バクマン。』では高校生たちが実際に社会に、プロの世界に、飛び込んでいくのがいい。しかも週刊少年ジャンプという大きな壁がある。

⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=367361

――原作は単行本20巻の長編です。映画では高校2年から3年の時期を切り取っていますが、脚色もかなりされています。どの辺を大切にしながら脚色を進められましたか。

監督:原作の一番の魅力である“若いふたりが少年ジャンプの連載を目指して、アンケートで1位を獲得するために奮闘する”という太い幹はそのままにしました。

――サイコーとシュージンを佐藤さんと神木さんでいこうと思われた理由は?

監督:原作のコスプレをやるつもりはありませんでした。大きな社会、少年ジャンプという壁に挑んでいく話ととらえたときに、あまり体が立派じゃないというか、少年性のある俳優さんがいいなと。それからふたりのフォルムが近いほうがいいとも思ってキャスティングしました。

◆佐藤と神木のパーソナルな部分を役に反映

――キャスティングが発表になったとき、配役が逆ではないかと騒がれました。この反応は予想していましたか?

監督:あそこまでとは思ってなかったですね(笑)。確かに見た目でいうと、いろいろあるかもしれないけれど、もうちょっと内面の部分というか、脚本を進めていくなかで、もう僕のなかで映画なりのサイコーとシュージンが形成されていたので、僕には逆の配役は考えられなかったです。だから、まあ、見ていなさいよという感じでした(笑)。

――おふたりをキャスティングしたことで、キャラクターに関してどういった部分を手直しされましたか?

監督:ふたりの持っているパーソナルな部分を役に反映させていきました。健に関しては、自分の役者としての信念とか、俳優論とか絶対にしゃべらないんですけど、内には確固たる熱いものがあって、それが目に表れている。それをサイコーに反映させました。神木は会って話すと漫画のことをずっと話している、根っからの漫画オタク。原作のシュージンの半ば戦略家的な部分より、もうちょっと神木自身が持っている人間性に振っていきました。

※「日本に染谷将太がいてよかった」大根仁監督が『バクマン。』の俳優陣を絶賛

<PHOTO、TEXT/望月ふみ>

『バクマン。』は全国公開中
配給:東宝
(C) 2015 映画「バクマン。」製作委員会
『バクマン。』オフィシャルサイト http://www.bakuman-movie.com/