美容マニアの間で人気急上昇中の美容成分「サクラン」をご存知ですか? 九州産のスイゼンジノリから抽出される肌に優しい植物由来の天然成分です。スイゼンジノリとは澄んだわき水のある場所でしか生息できない希少な植物。ここでは肌をぷるぷるに潤すサクランの美肌効果を詳しくご紹介します。

スイゼンジノリってどんな植物なの?

スイゼンジノリは、九州の限定地域の湧水に生息する淡水性藍藻(らんそう)です。学名はAphanothece Sacrum(アファノテーケ サクラム)。サクラムは「聖なる」という意味を持ちます。江戸時代から将軍家に献上される高級食材として扱われてきました。スイゼンジ海苔の名前は、明治時代にオランダスリンガー博士が命名。当時、スイゼンジ海苔は熊本市の水前寺にある江津湖のきわめて清浄な環境の中で生育していたため、水前寺の地名をとって名前にしました。環境の変化から、残念ながら野生種は絶滅し、現在は福岡県や熊本県で養殖が行われています。

サクランの驚くべき保水力

サクランはスイゼンジノリから抽出される多糖類で、食物繊維の一種です。2006年に北陸先端科学技術大学院大学の岡島麻衣子博士によって発見されました。多糖類には、ヒアルロン酸、でんぷん、グルコース、デキストリンなどがありますが、サクランは他の多糖類にない巨大な分子を持ち、サクラン分子の重さの約6000倍の純水を吸収するという驚くべき保水力が注目を集めています。保水力といえばヒアルロン酸ですが、ヒアルロン酸の約5倍の保湿力があることが報告されています。サクランの水溶液を肌に用いると、サクラン自体は分子が大きいため肌には吸収されず、水分を豊富に含む網目状の薄い膜が均一に肌をおおいます。そして、アレルゲンや乾燥などの刺激から肌を守る効果を発揮することも認められています。

肌に優しいく高い保湿力で肌がぷるぷるに

サクラン配合の化粧品を使うことで角質層の水分が保たれて、肌のターンオーバーが正常化し、古い角質がはがれ落ちやすくなるため、美肌効果が期待できます。年齢を重ねると、角質細胞の衰えによって保湿力が低下しますが、サクランは加齢肌にもはたらきかけて肌にうるおいを与えます。

サクラン配合の化粧品が続々商品化されています。乾燥肌や敏感肌で悩んでいる人は、ぜひ使ってみてくださいね。


writer:松尾真佐代