クラブ批判の真意に言及した本田「自分の正義を貫くことが必要」

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 FW本田圭佑(ミラン)がオマーン・マスカットで合宿中の日本代表に合流し、6日の練習から参加した。練習後には報道陣の取材に対応。4日のナポリ戦後に語った過激発言の真意に触れた。

「サッカーをやってきて、人並みにも本気でトップを目指している人間として、行動に移すとき、ただ行動したことはない。目指すところから逆算して行動しているし、それにふさわしくない行動は取りたくない」

 0-4で大敗したナポリ戦で2試合連続の出番なしに終わった本田は試合後、「なんで出られなくなったのか分からない」などと発言。ミランというクラブの根本的な問題点についても赤裸々に持論を述べた。

「敗戦から何も学ぼうとしない。それはチーム再建とは程遠い状況にある。ここ数年のミランの問題は明確だ。幹部や監督、サポーターも気付かないといけない。すべての評価基準を変える必要がある。そうしないと再建には5年、10年とかかってしまう」

 こうした発言をイタリアメディアはおおむね好意的に受け入れた。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は「正論だ。ミランを立ち直させる方法を知っている」と同調。『コリエレ・デッロ・スポルト』も「ピッチでは批判は多いが、ミランについて特別な分析と解説をした」と報じた。

 ミランがより良いクラブになるために、そして自分自身がそこで存在価値を示すために、黙っているべきではないと判断すれば、臆せず主張する。それが本田なりの流儀だった。「自分の正義を貫くことが、自分自身であり続けるために必要なことだと思う」。今回のクラブ批判の真意がそこにあった。

(取材・文 西山紘平)


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