パソコンやスマホを長時間見るという方は、いつも目が疲れている状態ではないですか? それをただの「疲れ目」だと思ってはいけません。「眼精疲労」の状態になってしまうと、体のいたる所に症状が出てしまうのです。

「疲れ目」と「眼精疲労」はどう違うの?

眼精疲労と疲れ目は同じようなものだと思っている方も多いと思いますが、この2つは違うものです。スマホに夢中になって長い時間ディスプレイを見続ければ目は疲れます。でも、普通は睡眠をとれば目の疲れはなくなっています。これはただの疲れ目ですが、疲れ目の状態を放置すると眼精疲労となってしまいます。眼精疲労は眠っても目の疲れが取れることはありません。さらには視力障害や頭痛、肩こりといった体の各部位へ症状が広がっていきます。過労や睡眠不足、ストレスも眼精疲労の原因となります。放っておくと、自律神経系にまで影響が及び、不安や抑うつの症状が出ることもある危険な状態なのです。

「眼精疲労」を速攻で解消する方法

□レンジでチンするだけの蒸しタオルが効果的

眼精疲労の原因はいろいろですが、眼精疲労に陥っている目は、周囲が血行不良になっている状態です。眼精疲労を改善するには、目の周りを温めることで血行を促進するのが効果的。レンジで40℃に温めた蒸しタオルを3分間、目の上に乗せて温めてあげましょう。その時に、目のツボが集まっている首の後ろにも蒸しタオルを置けばさらに効果が上がります。仕事の合間なら、ホットアイマスクで目を温めてあげてもいいでしょう。

□眼精疲労に効果のある栄養素はビタミンAやB

ビタミンAには角膜や網膜の細胞を保護し、涙の量を一定に保つ働きがあります。ビタミンAが不足することでドライアイになるケースも多いのです。ビタミンAを多く含む食品は、ウナギや卵など動物性の食品やカボチャ、ほうれん草、ニンジン、ブロッコリーなどの緑黄色野菜です。また、ビタミンB1とB12には視力の低下を予防する働きがありますし、ビタミンB2には目のピント調整機能をサポートして眼精疲労を軽減する働きがあります。

これらのビタミンを意識して食べることで眼精疲労は軽減できますが、症状が改善しないときは、眼科で診察を受けるのもひとつの方法です。毎日こまめにケアすることで、眼精疲労を予防しましょう。


writer:岩田かほり