【エッチ漫画・小説】自分の性癖がわかる!? 官能小説家・大泉りか厳選、この秋読みたい8作品

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秋は読書がはかどる季節。未開拓のジャンルにも挑戦する良い機会です。たとえば、近年盛り上がっている官能系の作品はいかがですか? 

女性のための「官能小説」急増! 読み込んだ女性がすすめる厳選7作

「官能を感じるポイントは、ひとりひとりの性癖に基づくので、自分の性癖のツボを押さえてくれる作家さんを見つけてください」と話すのは、官能小説家の大泉りかさん。

そこで今回は大泉さんに、初心者でも楽しめる官能小説・コミックを8冊セレクトしてもらい、おすすめのポイントを教えていただきました!

<官能小説>

『ドミソラ』(うかみ綾乃)

「活躍中の女流官能作家のひとり、うかみ綾乃さんの作品です。少女時代、その美貌が災いして不幸な事件に巻き込まれたヒロインと、ヒロインに執着する醜い女――ふたりの女の鬼気迫る情念の物語です。

うかみ綾乃さんは業界では有名な美人なのですが、女としては良い意味でややこしい方で(苦笑)、その女のややこしさが思う存分に出ているところが、この作品の魅力です。

厳密にはいわゆる『官能小説』のカテゴリには入らないと思いますが、だからこそ、読書は好きでも官能小説は初めてという方にはむしろおすすめです」

『ゆっくり 破って』(深志美由紀)

「女流官能作家として活躍中の深志美由紀さんの作品。深志さんの作品の特徴は、ヒロインがマゾ気質を持っていること。官能小説を読むときには、自分の興奮のツボと合う作家さんの作品を読むのがポイントだと思います。ですので、Mっ気のある女性にはとくにおすすめしたい作品です。

ストーリーが女性向けで、物語の中にすっと入っていける上に、プレイがハードで『こんなこと、されてみたい……』と感じて興奮できると思いますよ」

『自縄自縛の私』(蛭田亜紗子)

「『女性が官能小説なんて読んでもいいのかな』と、自分の性欲をあらわにすることは恥ずかしい、という意識を持っている女性にぜひ読んでいただきたい作品です。この短編集には、様々なフェチを持つ女性が出てくるので。

一般的に“フェチ”というと、胸やおしり、脚など、男性の性癖をイメージしがちですが、女性にだって、大好きでたまらないマニアックな性癖があっても良いと思うんです。

『抱く・抱かれる、挿れる・挿れられるだけがセックスではない』と思えるようになると、性の世界がぐっと広がって自由になれるはず」

『プリンスは太めがお好き?』(山内詠)

「いわゆる『女女官(ジョジョカン)』と呼ばれる、女性の描く女性向けの官能レーベルから1冊選んでみました。少女漫画+官能といった内容なので、官能小説が初めての方や小説をそこまで嗜んでいない方でも、読みやすいのではないでしょうか。

すこしぽっちゃり体型ながら、可愛げがあって一生懸命で、応援したくなるヒロインが魅力です。読者にとって等身大なヒロインと、オフィスという身近な舞台・シチュエーションもとっつきやすく、楽しめる要素のひとつになっています」

『誘惑フェロモン』(睦月影郎)

「官能作家の大御所、睦月影郎先生の作品です。睦月先生の作品の特徴は“フェチ”で“匂いが感じられる”ことで有名ですが、わたしは主人公の男性が、下半身に素直で可愛らしいところが好きです。

先生は今までに500冊に届くほどの著書を刊行されていて、この作品はそのマンネリを逆手に取った今までのご自身のパロディー……ということですが、今までに官能小説を1冊も読んだことのない方でも楽しめます。

『男の人って、こんなふうに下半身に振り回されてるんだ』と勉強にもなると思います(笑)」

官能コミック

『パパと私、壊れた境界線』(石川トミー、原作:逢見るい)

「原作の逢見るいさんも官能作家です。もともと女性向けのロマンスノベルなどで活躍されていた方なので、女性がキュンとしてムラッとする作品やキャラ造形がお上手です。

人には言えない関係にある、育ての父親とヒロインとの葛藤の物語ですが、とにかくその育ての父親が素敵。ティーンズラブコミックの王道で、ドキドキと恋する切なさとジュンッとした感覚を一度に味わうことができると思います」

『窮鼠はチーズの夢を見る』(水城せとな)

「ドラマ化もされた『失恋ショコラティエ』の水城せとなさんの恋愛コミック。

主人公は男性、相手も男性――いわゆるボーイズラブです。ただ、結ばれるまでの葛藤いっぱいの心理描写が素晴らしく、あくまでも“恋愛”が主なので『男性と男性はちょっと……』と思う方に人ほど、ぜひ読んでいただきたい。わたしは、恋愛の苦しさやどうしようもなさに涙しながら身悶えました」

『あなたの奥さんもらいます』(黒澤R)

「寝取られカップルとそこに巻き込まれた主人公の若い男性との三角関係の物語。青年誌的なエロティックさは十分に満たしながらも、恋愛ゲームの主導権の取り合いがスリリングです。

作者が女性なので、女性が読むのにも十分耐え得るはず。『愛って何?』と考えてしまう一冊です」

「最初はあまり『これ』と決めることなく、いろいろと読んでみて『こういうのが好きかも』と見つけていくのも楽しいですよ」と大泉さん。官能小説家が選ぶ官能作品――。大泉さんのセレクトを参考に、新たな世界の扉を開いてみてはいかがですか。

大泉りかさん

1977年、東京都に生まれる。官能小説家&コラムニスト。SMショーのM女やキャットファイターなど、アンダーグラウンドな世界にどっぷりと浸った20代を過ごす。

2004年に『ファック・ミー・テンダー』(講談社)でデビュー。以後、官能小説や女性向けポルノノベルで活躍。

3人の女流官能作家による赤裸々トーク番組『女の秘蜜 妄想ノススメ極』(エンタメ〜テレ)レギュラー出演中。『女流官能作家が教える 愛が深まる ライトSM』など、小説以外の作品も多数。