日経平均株価は大きく下落して対理論株価で割安に! 同時に割高から割安に転換した今が買い時の株とは?

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ダイヤモンド・ザイが3カ月に1度公表しているのが理論株価だ。割安度が一発でわかると評判だが、9月18日発売のダイヤモンド・ザイ11月号には、3月決算企業の第1四半期決算を反映した全上場3585銘柄の最新理論株価とともに日経平均の理論株価も掲載されている。前回(6月3日時点)では、理論株価と比較して日経平均は割高だったが、今回は割安に転換した。その理由と、割高から割安に転換した主な銘柄を紹介しよう。

2万円台だった日経平均が下落して
理論株価を下回り再び割安に転換!

 株は割安な時に買って値上がりしたら売るのが基本。ただ、その割安の判断が難しい。そこで役に立つのが、ダイヤモンド・ザイが3カ月ごとに発表している理論株価だ。現在の株価が理論株価より安ければ割安、現在の株価が理論株価より高ければ割高で、非常にカンタンに割安な株を発見目安となることから、読者の人気は非常に高い。

 さて、ダイヤモンド・ザイでは個別銘柄だけでなく、日経平均の理論株価も毎回算出している。今回の日経平均の理論株価は1万8903円で日経平均株価1万8095円(9月2日時点)よりも高い。つまり、日経平均株価は割安になっているのだ。

 前回(6月3日時点)は日経平均が2万473円だったのに対して、理論株価は1万9442円で割高だった。それが、今回は再び割安に転じた。

 実は日経平均は特定の銘柄の値動きに大きく左右される仕組みになっている。中でも、ファーストリテイリング(9983)、ファナック(6954)、ソフトバンク(9984)の3銘柄は日経平均に大きな影響を与える株として有名だ。

☆日経平均を大きく動かす3銘柄の株価と理論株価(影響度が大きい順)
株価(9/2)  理論株価  割安/割高判定 詳細情報
1 【会社名(コード)】ファーストリテイリング(9983)
4万8400円 2万4194円 100%割安
2 【会社名(コード)】ファナック(6954)
1万9635円 1万622円 85%割安
3 【会社名(コード)】ソフトバンク(9984)
6743円 8678円 22%割安


 その3銘柄の理論株価を調べてみると、前回111%割高だったファーストリテイリング(9983)は今回100%割高に、前回153%割高だった85%割高にと割高の度合いがいずれも低下、3銘柄の中で唯一前回13%割安だったソフトバンク(9984)も今回は22%割安と割安度が増加している。

秋以降の米利上げで円安に振れれば
日経平均の割安度はいずれ解消へ!

 3銘柄ほど日経平均への影響力はないその他の株でも、割安な株が増えている。実際、前回割安だった銘柄は128銘柄だったが、今回は152銘柄と、24銘柄も増えている。こうした事情で、日経平均はその理論株価に対して割安となったわけだ。

 なお、割高から割安に転換した日経平均の構成銘柄の中で、割安度が20%以上となったのは下記の8銘柄。この辺りが今後の狙い目かもしれない。

☆3か月前の「割高」から今回「割安」に転換した日経平均採用銘柄
株価(9/2)  理論株価  割安/割高判定 詳細情報
1 【会社名(コード)】ジェイテクト(6473)
1660円 2335円 29%割安
2 【会社名(コード)】オークマ(6103)
916円 1281円 28%割安
3 【会社名(コード)】川崎重工業(7012)
431円 595円 28%割安
4 【会社名(コード)】日本製鋼所(5631)
383円 508円 25%割安
5 【会社名(コード)】日揮(1963)
1720円 2244円 23%割安
6 【会社名(コード)】アドバンテスト(6857)
924円 1205円 23%割安
7 【会社名(コード)】 日野自動車(7205)
1276円 1648円 23%割安
8 【会社名(コード)】千代田化工建設(6366)
835円 1065円 22%割安


 さて、気になる全体相場の動向だが、ザイの理論株価を算出しているクオンツアナリストの日下邦弘さんは、「現実の株価の下落は、米国の金利引き上げ観測や中国株の暴落といった、外的要因でマーケットが動揺していることを示しています。今後、米国の利上げがあれば、為替は円安方向に振れてくるので、いずれ日本株は上昇して理論株価に近づいてくるでしょう」と分析する。つまり、今の日経平均の割安度はいずれ解消されるというわけだ。割安になっている今が、絶好の買い時かもしれない。

 最後になったが、理論株価の算出方法を紹介しよう。理論株価はその株の成長価値(予想1株益に将来の想定成長率を掛けて算出)と利益価値(予想1株益に将来利益の織り込み年数を掛けて算出)、そして資産価値(直近の1株純資産)を合計したもの。つまり、業績と財務のデータから算出している。

 ところで、9月18日発売のダイヤモンド・ザイ11月号には、前述の「全上場3585銘柄の最新理論株価」のほか、「プロ63人が徹底分析!下落時に買え、株大予測&儲け方!」の大特集が掲載されている。プロ63人による日経平均の予測や、日経平均の動きを支配する国内外の8大ポイントも大図解で解説している。米国利上げや中国経済の減速についての詳細な解説をもちろん、8大ポイントに関連した買いの銘柄や売りの銘柄も紹介。また、「買っていい×買ってはいけない!人気500銘柄の激辛診断!」では、配当利回り、3カ月間の予測高値&安値、業績の上方修正の有無などが一目瞭然。ビギナー向けの「正しい儲かる株の見つけ方」まで載っている。こうした情報を、株価の値動きが激しいこのタイミングでの日本株投資に役立ててほしい。