負けない上昇株はコレだ! 海外要因と日本郵政上場の需給悪化の ダブル悪材料にも負けない3銘柄を紹介!

写真拡大

10月以降の株式市場には中国経済などの海外要因に加え、日本郵政の上場に伴う需給悪化懸念という国内要因が控えています。今回は独立系の投資情報会社フィスコのアナリスト中村孝也さんがこうした状況下でも強い株の選び方をオススメ3銘柄とともに教えてくれた。

中国発の通貨危機が起こる可能性が残った
加えて海外では米国の利上げの問題も継続へ!


 8月下旬の世界同時株安にマーケットが揺れてから日経平均は不安定な動きを続けています。発端は中国の人民元の切り下げ、その背景にある中国の景気減速、その最中での米国の利上げ観測が理由とされていますが、何だか釈然としていないのも事実です。

 個人投資家の待機資金は前回の7月上旬の急落と比較しても見劣りしないものの、今回は急落後の個人投資家の買い意欲が明らかに弱いとの見方もあります。中国経済の変調等が相場下落のきっかけとなったのですが、そもそも中国経済の減速は、かなり前から言われていたことですし、特段理由もなく下がっている感が強いためなのでしょう。

 ただ、これが通貨危機への警告ということであれば少しは納得感があります。中国を中心とした新興国の景気減速に加え、ロシア、インドネシア、南アフリカ、ブラジルなど新興国通貨は安値に沈んでいます。

 そこに米国の利上げが加わるとすれば、更に新興国から資金が流出します。それを恐れての動きというならば、作戦の立てようがあるでしょう。

 今後、急激な反発があるか否かの目安は「中国の経済対策」か「米国の利上げ取りやめ」。これらが発表されるようでしたら、マーケットは戻りを試す展開となるでしょうから、大きく調整した銘柄、信用倍率が大きく改善した銘柄、株価の中期トレンドが崩れていない銘柄などを選別すれば良いでしょう。アダストリア(2685)、伊藤園(2593)、テンプホールディングス(2181)などが、それに該当する候補です。

 どちらも発表されずとも一時的に反発するとは思いますが、その後のマーケットに勢いの差が出るのは致し方ないでしょう。日本株上昇の原動力であった円安が反転するのですから、経済の減速度合い、企業利益成長率の減速度合いを徐々に織り込む可能性はあります。その際は基本的に内需銘柄を選別する必要があるでしょう。

日本郵政の上場による需給の悪化の懸念も
吹き飛ばしてこれから上がる株の条件とは?


 また、今秋には日本郵政の上場が予定されています。時価総額10兆円強、売り出しに伴ってのマーケットからの資金吸収額2兆円とも言われるファイナンスとなりますので、株式市場には需給懸念が強まる可能性があります。このため、需給妙味の強い銘柄に関心が集まるとみられ、自社株買い余力の大きい銘柄などにも注目が集まるでしょう。

 そこで、フィスコアプリで、ネットキャッシュ(現預金−有利子負債)の比率が40%以上、ROE5%以下、今期予想を含めて2期連続で前期比5%以上の経常増益銘柄を選別してみました。出て来た銘柄は、ROEが低く、そもそも自社株買い圧力が高まりやすい上に、現預金も豊富であり、業績も良好な銘柄群です。

 今回は、その中から内需系で、かつ好業績が続く3銘柄をピックアップしました。(フィスコ・中村孝也)



 ところで、今発売中のダイヤモンド・ザイ11月号には、「買っていい×買ってはダメ!誰もが気になる人気株500の激辛診断」が載っている。理論株価と比較して割安な銘柄も一目瞭然となっており、全体相場の下げに連れ安して下げている銘柄を探すのに持って来いの誌面となっている。ダイヤモンド・ザイ11月号を絶好の買いタイミングの銘柄選びに役立ててほしい。


●フィィスコwebへGO
●フィスコアプリへGO