朝晩の寒さが少しずつ増していくこの頃。冷えが気になる人は、朝一杯の豆腐のお味噌汁で体を温めてから外出しましょう。味噌や豆腐など大豆製品は健康食品として知られていますが、グリシニンという成分が含まれているのをご存じでしょうか? グリシニンは、非常に質の良い大豆たんぱく質として評価の高い成分です。

大豆たんぱくの主成分グリシニンとはどんな成分なの?

グリシニンは大豆たんぱく質の半分を占めており、高たんぱく質でありながら、低カロリーの成分。食品から摂るべき必須アミノ酸のうち、リジン、トリプトファンなどが含まれます。血液中のコレステロール値や中性脂肪値を下げるはたらきを持ち、たんぱく質を摂りたいけれど、動物性たんぱく質では脂肪を摂り過ぎてコレステロールや中性脂肪が気になるという人におススメしたい成分です。コレステロールが抑えられることで、高血圧、動脈硬化や心臓病などの病気にかかるリスクが軽減されますし、肥満予防にも。また、血液中のインスリンの濃度を下げてホルモンバランスを調整する効果も期待されています。

加工食品で摂る大豆たんぱく質

グリシニンが豊富に含まれるのは、大豆と、味噌、納豆、豆腐、油揚げ、おから、豆乳、湯葉などの大豆加工品です。湯葉や豆腐、油揚げなどは朝の味噌汁の具材に使えますし、納豆、豆乳なども朝ごはんメニューに取り入れやすい食品ですね。大豆油を絞った後の脱脂大豆は加工されて「大豆たんぱく食品」として販売。粉状、粒状、繊維状などに加工されており、ソーセージやかまぼこなどの練り物、ハンバーグやミートボール、しゅうまいなどの冷凍食品やチルド総菜、健康食品、お菓子、アイスクリーム、飲料などに使われています。中には、特定保健用食品に認定されているものもありますので、ぜひチェックしてみてください。


writer:松尾真佐代