大久保佳代子が考える、“売れるブス女芸人”のあり方とは?
 テレビで活躍しながらも、今年の8月からYouTube番組「東京バズカマー〜大目に見てやってください〜」の司会を務めているオアシズの大久保佳代子さん。
※参考記事 大久保佳代子が渋谷ギャルと下ネタバトル!「テレビの人間として負けてられない」

 ネットや渋谷の街を中心に、これからバズりそうな若者たちを取り上げる同番組ですが、これからブレイクしそうな若手芸人を見つける企画「金のバズ卵選手権」もスタートしました。大久保さんが司会のせいか、一時審査では、なぜかブスをネタにする女性芸人たちが多く集まる結果となりました。

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“ブス女芸人”といえば、アジアンの隅田美保の「ブス」イジり問題が記憶に新しいところ。「笑えないブス」と言われ不遇な時代を経験した大久保さんが思う、これからのブス女芸人のあり方とは。

◆「ブス」イジりされるのは、イジられる素質があるということ

――「金のバズ卵選手権」では、ブスをネタにする女性芸人の方々がたくさん出ていましたね。

大久保:いっぱいいましたね。多すぎてびっくりしました(笑)。

――“ブス女芸人”というと、最近だとアジアンの隅田さんがブスとイジられるせいで婚期を逃している、と発言したのが話題になりましたよね。あれは女性芸人が誰もが思うことなのでしょうか?

大久保:私自身そう思う時期もあったし、気持ちはすごく分かります。でも、安い笑いかもしれないけど、私はブスだ、ババアだって言われて、「誰がババアだよ」「誰がブスだよ」って返すことで少しでも笑いが生まれるなら、どんどん言ってほしいと思いますね。

――爆笑問題の太田光さんがテレビの番組で、ブスで笑いをとるのはレベルが低いといった発言をしていましたが、そういった意見を踏まえても、笑いが少しでも生まれるならかまわない?

大久保:はい、全然大丈夫ですね。素材としての面白さも、ひとつの才能だと思うんです。「ブス」イジりをされるということは、イジられる対象として素質があるということ。「ブス」と言われてもその女性芸人が何も返さずに可哀想な空気になってしまうんだったら、そもそもイジらない。そこで「なんやねん」って返す信頼関係があるからできることなんです。

――可哀想にならないよう、「ブス」イジりをする側にもセンスが問われますね。

大久保:そう。隅ちゃんは「しゃもじ」だとか、ホントにいろんなものにたとえられてましたよね。男芸人さんからしたら、「これを何にたとえるか」っていう大喜利みたいになっているところもあると思う。単純なブスだけじゃ笑いにならないし、そこはやっぱりセンスがないと痛い感じになっちゃいますからね。

◆“選ばれしブス”だけが勝ち残っていく

――日本エレキテル連合やおかずクラブなど、さまざまな個性をもった女性芸人が登場していますが、今後、女性芸人のネタはどんな方向に向かっていくと思いますか?

大久保:わかんないですけど、これまでとそんなに変わらないと思いますね。友近ちゃんみたいにネタで評価される人たちももちろんいるだろうし、おかずクラブのように「ブス」「デブ」「ひがむ」っていう姿を見せて笑いにする、という昔からあるかたちも、これからも続いていくと思う。でも、ブス女芸人の場合、ブスなら誰でもいいってわけじゃない。ちょうどいいバランスの“選ばれしブス”だけが勝ち残っていくんじゃないですかね。

――“バランスのいいブス”とは?

大久保:痛々しさがないのも大事だろうし、かといってグイグイきてもウザいブスになっちゃう。いまいる女芸人さんたちに共通してスゴいと感じるのは、そういうところをわきまえたバランス感覚があって、空気が読めるところ。そういう素質がある人が売れている気がしますね。

――若い頃、「笑えないブス」と言われて不遇の時代を過ごされていましたが、“バランスのいいブス”として活躍されている今、見返してやったような気持ちはありますか?

大久保:いえ、しょうがないなと思います。その時、イジりにくい、笑いにならないと思われていたのは、私が自分のことをブスだと思ってなかったから。“ブス自覚”がなかったんです。だから、よくわからない“いい女感”を出して、「ブス」って言われても「えっ?」って顔をしていたと思う。自覚を持ちはじめてから、だいぶ楽になりましたね。

<PHOTO/我妻慶一、TEXT/女子SPA!編集部>