「ベーシスト変態説」は本当か?現役ベーシストに聞いてみた

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 「変人」「変態」「変わり者が多い」などなど、個性派が揃うバンドマンの中でも、とにかく「変」という評価がついて回るのが「ベーシスト」。
 「地味」だの「モテない」だのとさんざん言われながらも、それでもベースを弾かずにいられない業の深い人々、それが「ベーシスト」。
 そんなベーシストとはどんな人々なのか?そして、巷の評判を彼ら自身はどう思っているのか?
 今回、新刊JPは複数のバンド関係者にアンケートを実施、「ベーシストのイメージ」を集めて、現役バリバリのベーシストにぶつけてみたよ!
(取材・記事/山田洋介)

■ベーシストは「ベーシスト変態説」を知っているのか?
 登場してくれたのは都内ライブハウスを中心に活動中のバンド・「J.P.NAYUTA」の松沙花幸さん。せっかくの機会だから、失礼を承知であれこれ聞いてみました。



山田:今日はよろしくお願いします。いきなりなんですけど、「ベーシスト」ってバンドの中でもちょっと立ち位置というか雰囲気が独特ですよね。ネットで検索すると「変態」とか「むっつりスケベ」とか「モテない」とか、それはそれはひどい言われようなんですけど、そういう評判を知ってましたか?

松沙花:いや……でも、どっちかというと地味なイメージがあるのは知ってたよ。あと「シブい」とか「控え目」とか「エロい」とか。

山田: エロい!でも、ほとんどの人は目立ちたくてバンドを始めるのに地味なイメージがつくのは心境的に複雑では?

松沙花:やっぱりバンドで「華」はボーカルとかギターやから、ベースで目立とうと思ったら狂ってるっていうか一本キレた方向にいくよね。俺個人はそういうタイプじゃないんだけど。

山田:(あっ、普通の人かも!)なるほど、そのあたりも「ベーシスト変態説」の源かもしれませんね。今日はバンドマンの方から見た「ベーシストのイメージ」を集めてきたので、それが当たっているかどうかを検証していきたいと思ってます!失礼な質問をするかもしれないけど許してくださいね。

松沙花:俺が全ベーシストの代表みたいになってて心苦しいけど、まあよろしくおねがいします。

山田:「ライブを見ているお客さんも、ステージ上でベーシストが何をやってるかわかってない人が多いんじゃないか」という意見がありました。

松沙花:お客さんはやっぱり歌を聴くし、ドラムは嫌でも聞こえるからね。俺は音楽始めた時はギターだったんだけど、ベースの音なんてまるで意識してなかった(笑)。

山田:となると「何か弾いてみてよ」って言われても困ってしまいませんか?ベースラインってあんまりみんな注目してないし…

松沙花:……困る(笑)。でも一つ手があって、ベースラインを聴かせるんじゃなくてチョッパー(親指で弦を叩くように弾く総法)をやってみるとか、スキルを見せるっていうのがあるよね。

山田:たしかにチョッパーは見栄えがしますね。ちなみにライブ中に起きた困ったことってありますか?

松沙花:この間までツアーに行ってたんやけど、神戸のライブハウスが結構ステージが広かったからギタリストの方に歩いていったらケーブルが抜けて音が出なくなったことがあったね。長さが足りなかった(笑)。

山田:地味なようでいて演奏が止まるとすぐ分かりますからね、ベースは。そういう意味では「バンドを支えてるのは俺だ!」ってなことを思っちゃってるんじゃないですか?

松沙花:他のメンバーに助けられることもあるわけやし。でも昔はそんな感じやったな。

山田:ステージでの振る舞いについても聞きたいんですけど、「ギタリストとかボーカリストが派手なアクションを取るとベーシストは白けた顔になる」っていう意見があります。これ、松沙花さんはどうですか?

松沙花:俺自身はジャンプしたりモニターに足をかけたりっていう「ロックのセオリー」的な動きは恥ずかしくてやらないけど……

山田:白けてるじゃないですか。

松沙花:いやいや!自分のバンドのメンバーがやってるときは「もっといったれ!」と思ってるよ(笑) 自分でやるのは恥ずかしいってだけで。

山田:「ベーシスト=ムッツリスケベ」説についてはどうですか?口には出さず内心はエロいことばっかり考えてるとか…

松沙花:「ばっかり」やないよ!そりゃ考えることもあるけども。でも、よく自分の「エロ体験」を話す人がいるじゃない。ああいうのはないな。自分からそういう話はしないかもしれない。でも、人の話を聞くのは楽しいよ。

山田:(それをムッツリスケベって言うんじゃ……)あと都市伝説みたいな感じで「ベーシストは指を使うのがうまくて、アッチの方がテクニシャン」って言いますよね。

松沙花:それどうなんやろね。俺は指先が器用じゃないし、そもそも指じゃなくてピックでベース弾くし……。まあ、テクニシャンやけどね。

山田:(!!)「パッと見奥手だけどやることはやってる」っていう意見もありました。松沙花さんもそのタイプですか?

松沙花:昔はそうでもなかったんやけど、最近奥手になってきたんかな。くじけやすくなってきたよ(笑)。

山田:最後にズバリ聞きますけど、変態ですか!?

松沙花:変態とは思わんけど「すごいマニアック」とは言われるかな。

山田:(それは「変態」をオブラートに包んでるのかもしれませんよ!)今日はどうもありがとうございました!
(新刊JP編集部)

■ライブ情報

今回協力してくれたベーシスト・松沙花さんのバンド「J.P.NAYUTA」のレコ発ワンマンライブが10月8日(木)東京代々木の「代々木Zher the Zoo」にて開催!
ニューアルバム「スタンド」も見逃すな!

2015年10月8日(木)
代々木Zher the Zoo(ワンマン)
open 19:00 start 20:00
前売券: 2,300円 当日: 2,800円 
J.P.NAYUTA公式ホームページ(http://jp-nayuta.sakura.ne.jp/index.html)