フォーミュラE、TwitterやFacebook投票で加速するファンブースト導入。レース中に一度だけ使用可能

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2年目のシーズン開幕を間近に控える電動フォーミュラカーレース「フォーミュラE選手権」が、ファンのインターネット投票によるドライバー支援システム「ファンブースト」のルールを改正しました。

これまではレース前にファンからの投票を締め切り、投票数の多かった上位3ドライバーにレース中のブースト使用権が与えられていましたが、2015/16 シーズンはレース開始から6分後まで投票時間が延長します。また Facebook や Twitter、Instagram からの投票も可能となります。ファンブーストとは、レース前にインターネットを通じてドライバーの人気投票を実施し、得票数の多かった上位3名にレース中のブースト使用権を与えるというルール。

ただサーキットのスタンドやテレビの前で応援するだけではなく、ファンの応援が直接ドライバーを後押しできるインタラクティブ性は、フォーミュラEの大きな特徴のひとつであり、そのエンターテインメント性を際立たせています。

2014/2015シーズンのファンブーストの獲得状況を振り返ると、常に優勝候補のドライバーが獲得しているわけではなく、中団〜テールエンダーのなかにもファンブーストを獲得するドライバーがいるのが面白いところです。

たとえ優勝争いに絡むことができない位置にいるドライバーでも、ファンブーストがあればレース中最速のラップタイムを記録したドライバーに与えられる"ファステストラップ"の獲得が期待できます。ファステストラップ獲得者にはシリーズポイント2点が加算されるため、意外なところでシリーズランキング争いに効いてくることも考えられます。



ただ、やはりレースの見せ場となる場面でファンブーストを活用する本来の使い方のほうがレースは盛り上がります。そのため、フォーミュラEは2年目となる2015/16シーズンではレース序盤の2〜3周が経過して展開が落ち着き始める約6分後までインターネット投票を受け付けることとしました。

この措置によってせっかく投票したドライバーがスタート直後の多重クラッシュで姿を消したりすることが避けられ、レース序盤の展開が落ち着き始めるあたりで有望なドライバーに投票するといったことが可能となります。

また、ファンブーストの使用方法にも変更が加えられました。昨シーズンはレース中に"5秒間"の使用時間が与えられ、一度に使うか短く区切って使うかはドライバーが自由に選択できましたが、2015/16シーズンのレギュレーションではピットイン後、レース後半の間に1度だけの使用が認められると決められています。

つまり、ファンブーストを使えるのは、レースが佳境に入りドライバーにとって最大のチャンスが訪れた1度きり。ファンブーストがこれまで以上にレースのカギを握る要素となる可能性が高まったと言えそうです。

なお、2015/16シーズンのフォーミュラEマシンは常時170kW(約231PS)、ファンブースト使用中は200kW(約272PS)と、昨年に比べ20kWほど出力が引き上げられ、昨年よりもハイスピードな争いが繰り広げられます。

​フォーミュラE選手権 2015/16シーズンは10月24日。北京 ePrix 別名『Thunder in Beijing』で開幕します。

 

 

ちなみに日本からは引き続き鈴木亜久里氏がチェアマンをつとめる チーム・アグリ が参戦します。昨シーズンはアルゼンチン ePrix で優勝するなど実力を見せた場面はあるものの、シリーズチャンピオンを争うには技術的、資金的なバックアップも必要です。他に類を見ない高次元な EV レースは注目度も高く、技術力のアピールにも適します。ここは日本企業からのサポートに期待したいところです。

 




投票するドライバーを犬にを決定させるのはどうかと