[AFC U-19選手権予選]U-18日本代表はターンオーバーで臨んだフィリピン戦を6-0快勝、オーストラリアとの首位決戦へ

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[10.4 AFC U-19選手権予選 U-18フィリピン代表 0-6 U-18日本代表 ビエンチャン]

 10月4日、AFC U-19選手権予選(U-20W杯アジア1次予選)の第2戦が行われ、U-18日本代表はU-18フィリピン代表と対戦。第1戦で先発から外れていた11名でスターティングオーダーを編成する、いわゆるターンオーバーで臨んだ試合を6-0の勝利で飾った。

 ただ、試合内容は苦しいものがあった。「大会の初戦は難しい」とはよく言われる言葉だが、第2戦ながら先発全員を入れ替えたことで「言ったら、全員が初戦」(MF岩崎悠人、京都橘高)。選手たちも口々に硬さがあったことを認める立ち上がりで、「前半は考えられないようなキックミスも出るし、(精神面での)問題はあった」(内山篤監督)。6分にMF森島司(四日市中央工高)のCKの流れからDF野田裕喜(大津高)が押し込んで先制点を奪ったものの、これでリズムが良くなることもなかった。

 初戦のラオスに比べると「相手のレベルは落ちる」(野田)のは確かだったが、どうにもボールが効果的に動かないもどかしい展開。26分にDF浦田樹(千葉)の左CKからニアサイドでFW吉平翼(大分U-18)が見事に合わせるなど、課題だったセットプレーで加点できたことは決してマイナスではないのだが、ハーフタイムには「久々に一喝を入れました」と内山監督の雷が落ちることとなった。

 後半から堂安律(G大阪ユース)がサイドに入ってタメを作れるようにはなったものの、あと一歩のところで崩せない、あるいは決定的なシーンを逃すという展開が続く。内山監督は「(オーストラリアとの第3戦を見据えて)得失点を稼ぐのはあきらめて、選手を休ませることを優先させたほうがいいか迷った」とも言う。ただ、24分に岩崎がPKを奪ってこれを自ら決め、その直後の26分にも堂安の絶妙なロングフィードから抜け出し、巧みなターンからの左足シュートを突き刺すと、「ポンポンと入って、これはいける」と指揮官も決断。30分に温存していたFW小川航基(桐光学園高)を投入して勝負に出る。

 36分にはその小川が、同じく交代出場で入っていたMF佐々木匠(仙台ユース)のパスから強烈な一撃を叩き込んで5-0とすると、43分には堂安のシュートが相手DFに当たったこぼれ球を吉平が泥くさく決めて、6-0と点差を広げて試合を終えた。

 AFC U-19選手権予選も残すは勝ち点6、総得点8、失点ゼロで並ぶオーストラリアとの第3戦(6日)のみ。指揮官は「ぶっ潰しますよ」と宣言。ラオス首都ビエンチャンでの日々は、いよいよクライマックスを迎えることとなる。

[写真]U-18日本代表は後半24分、交代出場の岩崎がPKを決めて3-0

(取材・文 川端暁彦)