佐賀県玄海町のふるさと納税でもらえる「黒毛和牛」

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 現在、爆発的なブームとなっている「ふるさと納税」。自治体に寄付すると、その金額に応じて翌年、所得税と住民税の一部が減額される制度で、各地の特産品が格安で手に入ることが人気要因のひとつとなっている。経済アナリストの森永卓郎氏も「投資として考えるなら、今一番安全で利回りの高い投資先」というが、ではどんなものがもらえるのか。森永氏が自身で実践した中から、満足度の高かったふるさと納税について解説する。

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 私も昨年、約25の自治体にふるさと納税をしました。現在は品切れになっているものも多いので注意が必要ですが、その中で満足度の高かった自治体を紹介してみましょう。

 まずは食べ物系。魚系では、宮崎県三股町の「幻の尺ヤマメと黄金イクラ」セットがイチ押しです。1万円の寄付でもらえて、とにかく味は絶品。愛知県碧南市では美味で知られる三河一色産の鰻がゲットできます。

 鳥取県米子市は1万円の寄付で、山陰を代表する美味の「エテカレイ」と日本海で漁獲された「のどぐろ」の一夜干し詰め合わせがもらえる。しかも、これに加えて、地元協賛企業が提供する品々や市内施設の優待券などがセットになった「米子市民体験パック」ももらえるので、満足度はかなり高いです。この市民体験パックは3000円の寄付からもらえるので、上限額の少ない人にもお勧めです。

 また、中国地方の日本海側、山陰地方は全国的に見てもふるさと納税に力を入れているので相対的に注目だと思います。

 おいしい肉が食べたいという人には、佐賀県玄海町がまずお勧め。ここは海の幸、山の幸を問わずバラエティに富んだ特産品がもらえることで大人気ですが、1万円の寄付でもらえる、玄海町の自然豊かな牧場で丹精込めて育てられた「黒毛和牛」は抜群においしい。

 5000円の寄付からゲットできる鳥取県鳥取市の「大山ハム」詰め合わせセットも、非常に美味で堪能しました。

 ふるさと納税の特典として、日本各地の旬のフルーツがもらえることも大きな楽しみです。山形県天童市では1万円の寄付で、地元名産のさくらんぼや桃、ぶどうなどを送ってくれます。さらに、これとは別に、希望する名入りの将棋駒ストラップを全員にプレゼントしてくれる。将棋駒生産量日本一を誇る天童市ならではのうれしい品です。

 また、鳥取県倉吉市の「二十世紀梨」はわが家で大好評でした。

 他の食べ物系では、北海道音更町の「ブルーム・北の大地の苺大福」セットと、北海道上士幌町の「アイス工房ドリームのジェラート」セットは、どちらも“死ぬほどうまい”ので見逃せません。大阪府泉佐野市の5000円の寄付でもらえる「泉州たまねぎドレッシング」もまさに逸品です。

 さらに、現在は食べ物系以外の特典もかなり充実しています。たとえば山形県米沢市では、NECパーソナルコンピュータ米沢事業所で製造されたパソコンがもらえるのです。実際、私は15万円の寄付で「LaVie」のノートパソコンをゲットしました。バルミューダというメーカーのすごく静かな扇風機も5万円の寄付でもらえます。

 日本の名湯・草津温泉がある群馬県草津町は寄付金額の半額分の「くさつ温泉感謝券」がもらえます。これは町内の各旅館、ホテル、飲食店などで利用可能で、私も使ってみてかなりの利益実感を味わいました。

 同じく群馬県中之条町は、四万温泉で使える寄付額の半額相当の「感謝券」がもらえる。しかも、ここはそれにプラスして、寄付額の10%相当の特産品までプレゼントしてくれるのです。圧倒的な還元率となるので特にお勧めです。

 注意点としては、ここに紹介したような人気の高い特産品についてはあっという間に品切れになるケースも多いので、まめに申し込みの期日を調べておくとよいでしょう。

※マネーポスト2015年秋号