マスターズと全英オープンのフラッグを手に笑顔を見せるジン・チェン(撮影:ALBA)

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<アジア・パシフィック アマチュア選手権 最終日◇4日◇クリアウォーターベイGC(6,513ヤード・パー70)>
 香港にあるクリアウォーターベイGCで開催された、「アジア・パシフィック アマチュア選手権」は台風22号の影響などによる荒天のため最終ラウンドを中止。54ホールの短縮競技となり第3ラウンドを終えて、トータル11アンダーで首位に立っていたジン・チェン(中国)が優勝を飾った。中国勢の優勝は2012年大会を制しているグァン・ティンランに続く2人目となる。
あまりの強風に傘が折れた長谷川祥平は苦笑い
 結果的には第3ラウンド最後のバーディが勝負を決めた。オーストラリア勢のライアン・ラッフェルズ、キャメロン・デービスとトータル10アンダー並んで最終18番パー5を迎えたジンはセカンドでグリーン右奥まで運ぶと、そこからのアプローチを50センチに寄せてバーディフィニッシュ。「今日のゴルフのことを考えていましたので、あれがウィニングショットになるとは思わなかった」とガッツポーズも控えめに終えたが、そのままオーガスタへつながる重要な1ストロークとなった。
 メジャータイトルへの道を開いた17歳は、成長を続ける中国ゴルフ界でも大きな注目を集めるアマチュアの一人だ。2014年にはPGAツアーが新設したPGAツアー・チャイナの「ナインドラゴンズオープン」で16歳のアマチュアながら優勝。発足初年度のツアーを大いに盛り上げる一人となった。当然、将来のPGAツアー参戦の夢を描く。
 第3ラウンドでジンと同組で回った日本の小木曽喬は、「強い風の中で僕は低い球を打つしかなかったのに、彼は風に乗せて打ってきた。それに風のなかでもパターがどこからでも入りそう」とその実力に舌を巻いた一人。早期のプロ転向予定はなく、今後もアマチュアとして戦っていくとしているだけに、アジアのアマゴルフを代表する一人になりそうだ。
 ビッグタイトルと共につかんだ「マスターズ」出場権。少年時代からテレビで見ていたという舞台へ立つことには、「来年オーガスタに行くということはすごく驚きです。とても興奮してますし、楽しみ」と素直な感想を口にした。記者会見で紡ぐ言葉もまだあどけない17歳。世界デビューの時はもうすぐだ。

<ゴルフ情報ALBA.Net>