就任1年目の水上2軍監督 「勝ちながら選手たちが成長してくれた」

 ファーム日本選手権が3日、宮崎サンマリンスタジアムで行われ、ソフトバンクが2-0で巨人を下した。ホークスは2年ぶり3度目のファーム日本一となった。試合後の優勝監督インタビューで水上善雄2軍監督が優勝に対する喜びを語った。

「嬉しいですし、あそこにいる選手たち、すばらしいです。立派です。ありがとう!」

 1軍の春季キャンプが行われている宮崎の地での日本一決定戦。就任1年目の2軍監督は詰め掛けたファンの前に姿を現すと、両手を挙げて歓声に応え、深々と一礼した。

「ファームは育成の場であって、1軍に貢献できる選手を送り出せること。それが我々の目標です。勝ちながら選手たちが成長してくれたので、今年は非常に嬉しい年です」

 若手選手たちの指導を任される2軍監督としての使命を口にし、日本一の喜びをかみ締めた。

最優秀選手の岩崎に賛辞 「私としては一番安心できるピッチャー」

 この試合は先発に抜擢したリーグ投手3冠(最多勝・最高勝率・最優秀防御率)右腕の岩崎が8回途中無失点の好投を見せ、7年ぶりの選手権最優秀選手に輝いた。

「彼は今年ウエスタンの投手のタイトルをほとんど取ってくれた。私としては一番安心できるピッチャー。何にも心配していなかった。期待通りの働きをしてくれた」

 先発右腕が予想通りの好投を見せると、8回のピンチでマウンドに上がった2番手東浜も見事な火消しを見せた。

「球数的には岩崎もそんなに投げていなかったですが、なんとなくピッチングコーチと疲れが出ているかなと。東浜も信頼できるピッチャーなので送り出しました」

 終盤から1軍のチャンスをつかみつつある右腕の好投にも満足気な表情を見せていた。

「このチームから、必ず来年1軍で羽ばたこうとする選手が出てくる」

「本当にね、金子に関しはチームの選手からもキャップ、キャプテンと言われ、みんなから押し上げられるような。プレーする姿はお手本となり、安心して見てられた選手」

 この日先制の右中間突破のタイムリーを放った金子にも、そう賛辞を贈った指揮官。ファームでもベテランの存在は不可欠。30歳の内野手に「ネコ、ありがとね!」と笑顔で声をかけ、その活躍を称えていた。

 最後は「雁ノ巣球場の時もみなさんにお礼を申し上げましたが、ファンの方々の声援と熱い思いが本当に選手の背中を押してくれた。私も声を聞くとがんばろうという気になれる。本当にファンのみなさんありがとうございます」とファンへの感謝を述べた2軍監督。

「今日このウエスタン、イースタンの覇者のチームから、必ず来年1軍で羽ばたこうとする選手が出てくると思います」と両チームの選手への応援をファンに求めると、「育てながら勝っていきたい、そういう気持ちでいっぱい」。来年以降も1軍の舞台に若手選手を送り込むことに強い意気込みを見せていた。