興梠慎三【写真:Getty Images】

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 明治安田生命J1リーグ2ndステージ第13節が3日に行われ、浦和レッズはサガン鳥栖と1-1で引き分けた。

 決めるべき人にボールはこぼれてくる。浦和の1トップとして誰よりも得点を求められる場所でプレーする興梠慎三は、自らの足下に来たボールを確実に蹴り込んだ。

「そこに詰めていることに意味があると思う。ラッキーな形ですけど、1点は1点」と振り返るストライカーの先制弾は、浦和に落ち着きと勢いをもたらすはずだった。

 試合は1-1のドローに終わった。先制した浦和だったが、その後もうまく縦パスが入らない。相手を押し込んではいたが、チームとして細かいミスが散見され、好調時のようなテンポの良い崩しは数えるほどだった。

 興梠も、鳥栖の守備陣に囲まれ自由を奪われた。だが、自分がしっかり楔を受けられていればと考えている。「相手も研究して、自分のところに入れさせないように激しく来る。でも、そこで負けているようじゃ攻撃はできない。しっかりキープできないといけない」と反省を口にした。

 サイドに流れてタメを作るなど、味方の上がりを後押しする場面もあった。何よりゴールを決めたという事実が、興梠の価値を物語る。チームとしては勝ち点2を落としたような試合だったが、背番号30は3試合連続ゴールと点取り屋の仕事はした。それはポジティブに捉えていいはずだ。

text by 編集部