創設70周年の今シーズンも大失速…そろそろ過去の優勝グッズも新しいものがほしいところだが

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もはや恒例となってしまった“秋の失速”でリーグ優勝を逃した阪神タイガース。CS(クライマックス・シリーズ)進出・突破の望みを残す中、9月30日、和田豊監督の退任が発表された。

後任は誰になるのか? ファンからは岡田彰布元監督の復帰や“ミスタータイガース”掛布雅之氏を待望する声もあったが、球団が新監督就任を要請しているのは2003年、2005年のリーグ優勝に貢献した“鉄人”金本知憲(ともあき)氏だという。

だが、タイガースに漂う“停滞感”を打破するために、まず金本新政権の鍵を握るのは「コーチ陣の刷新」である。

中西清起(きよおき)投手コーチ、山口高志投手コーチ、久保康生ファーム投手チーフコーチ、山脇光治外野守備走塁コーチ、吉田康夫ファームバッテリーコーチ…。現在の阪神コーチ陣には10年以上チームに在籍する古株がズラリと並ぶ。

よく考えてみたら、これはかなりおかしなことだ。その間、監督は岡田、真弓、和田と代わっているのに…。例えば巨人なら、監督が成績不振などで辞任した場合、ほとんどのコーチも連座して職を辞するはずだ。

阪神ファンで野球関連本の執筆も多い作家の山田隆道氏は、この現象こそがタイガースの“停滞感”を生んでいるのではないかと指摘する。

「今も昔も職人的な名コーチは同じ球団に何年もとどまらず、複数球団を渡り歩くのが普通です。契約が切れるたびに他球団から好条件の誘いがあるケースも多いでしょう。

だから、今の阪神のコーチ陣のように監督交代も関係なく10年以上も居座り続けるコーチには、それだけで奇妙さを感じてしまう。彼らが結果を残しているならまだしも、これだけ若手育成の失敗が叫ばれているのに」

となると、よどんだタイガースの空気を入れ替えるには、監督という“トカゲの尻尾”を切るだけでなく、コーチ陣まで含めた刷新が必要ということになる。

金本新政権が誕生する場合、アニキは自分の現役時代から居続けるコーチ陣を一掃しメスを入れられるのか? そして、その求めるビジョンに対し球団も内部から意識改革し自浄できるのか? コーチ陣の組閣にも要注目だ。