ブルーベリーは歯の健康にも役立つかも

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ブルーベリーから抽出した成分に、抗生物質の代わりに歯周病の原因となる細菌の増殖を抑える効果がある――カナダ、ラヴァル大学の研究者が発表した。

歯周病は、細菌が歯の表面にバイオフィルム(細菌の塊)や歯垢を付着させることで起きる口腔内の疾患。歯茎にまで炎症が広がり、感染が歯肉の奥深くまで達すると、抗生物質を使った治療が必要になる場合もある。

研究では、ブルーベリーの中でもポリフェノールの含有量が多いとされている「ローブッシュブルーベリー(野生種ブルーベリー)」抽出液を歯や歯肉に塗り、歯周病の原因となる細菌のひとつ「フソバクテリウム・ヌクレアタム」にどのような効果があるかを調査した。

その結果、細菌の成長や増殖をおさえ、バイオフィルムの発生を防止し、炎症も起きにくい状態にすることが確認されたという。

研究発表は米国化学会の農業、食品化学専門誌「Journal of Agricultural and Food Chemistry」オンライン版に2015年8月4日掲載された。

参考論文
Wild Blueberry (Vaccinium angustifolium Ait.) Polyphenols Target Fusobacterium nucleatum and the Host Inflammatory Response: Potential Innovative Molecules for Treating Periodontal Diseases.
DOI:10.1021/acs.jafc.5b01525 PMID:26207764

(Aging Style)