2日、テレビ東京「MY BEST SHOW 〜スゴい人自ら選ぶNo.1〜」では元プロテニスプレイヤー・松岡修造氏が出演。「松岡修造が選ぶ日本テニス史上最高のショット」として錦織圭の"あるショット"を挙げた。

その前に自身のベストゲームとして、日本人男子62年ぶりとなるウインブルドン・ベスト8に進出した95年のマイケル・ジョイス戦を挙げた松岡氏。「僕にとってウインブルドンは夢だったし、一番勝ちたかった試合。こうやって(試合後に両手を挙げてコート上を)ランニングする人なんていないんです、どこにも。でもそのくらい嬉しかった」と振り返った。

だが「あまりに嬉しくて(ジョイスと)握手した後、そのまま僕、倒れちゃう。倒れた時に尾てい骨を思いっきり打つわけです」と続けた松岡氏は「すぐその日にMRI取りにいった」という。

さらに松岡氏は「お医者さんからはこれはテニスを止めておいた方がいいって言われた。1週間2週間はかかると」などと驚くべき失態を明かしたが、本人は「喜んでも怪我をする。それが松岡修造」と開き直ってみせた。

そんな松岡氏が選んだ錦織のベストショットとは、2012年全豪オープン準々決勝=アンディ・マレー戦における股の間からのロブショット。「これは無理だっていうショット。人間的じゃない」という松岡氏は「異次元。同じテニス選手として捉えちゃいけない。比べることはしちゃいけない。それくらい日本にとって世界にとっての宝」と錦織を絶賛した。