今節の注目選手【写真:Getty Images】

写真拡大

今節の注目選手

 今週末も欧州各国のリーグ戦とJリーグが行われる。その中でも、特に注目すべき6人の選手を紹介しよう。彼らはどんな活躍を見せてくれるだろうか。

ロズ・バークリー(エバートン)

 フィジカル、スピード、テクニック、パスセンス。エバートンのロズ・バークリーはその全てを兼ね備えており、イングランド国内では“スティーブン・ジェラード2世”の呼び声も高い。宿敵リバプールのレジェンドであるジェラード本人もそれを認めているほどだ。

 そんなバークリーは、今週末にリバプールとの“マージーサイド・ダービー”を迎える。地元出身のバークリーにとっては、目と鼻の先に本拠地を構えるライバルとの一戦はシーズンで最もモチベーションが上がる試合であることに間違いない。

 直近のリーグ戦10試合では1勝6分3敗と大きく負け越している。5年ぶりのダービー勝利のカギは、21歳の若きイングランド代表が握っている。

マリオ・ルミナ(ユベントス)

 今夏、移籍市場の最終日にユベントス加入が決定したルミナは、早くもマッシミリアーノ・アッレグリ監督とファンの心を掴んでいる。

 持ち味のドリブルに加えてシンプルな組み立て、献身的な守備を兼ね備えるプレースタイルで、負傷者が続出している中盤の穴を埋めた。試合に出る度にパフォーマンスを上げており、ナポリ戦では一矢報いるゴールも決めている。

 今季より背番号10番を背負うポール・ポグバとは2013年U-20ワールドカップでフランス代表として優勝を勝ち取ったチームメイトでもある。現在はマルセイユからレンタル移籍でユベントスに加入しているが、すでにフロントは買取オプションの行使を検討している逸材だ。

フェルナンド・トーレス(アトレティコ・マドリー)

 今年1月にミランから古巣アトレティコに復帰した“エル・ニーニョ”(神の子、の意。トーレスの愛称)だが、復帰初年度はリーグ戦19試合3得点と波に乗り切れないシーズンとなってしまった。

 しかし、今季はここまで6試合で2得点と徐々に調子を上げてきている。そんな中で迎える今節は、スペインの首都の威信をかけたレアル・マドリーとの“マドリード・ダービー”だ。

 アトレティコ復帰後3試合目となったマドリーとのコパ・デル・レイでは、2得点を決めて勝ち抜けに貢献している。マドリーは今季のリーグ戦でわずか1失点と堅い守備を誇る。トーレスは、宿敵からゴールを奪うことができるだろうか。

ロベルト・レバンドフスキ(バイエルン・ミュンヘン)

 この1週間は彼のためにあったといっても過言ではない。後半から途中出場したヴォルフスブルク戦ではわずか9分間で5得点。リーグ史上最速、そして途中交代の選手としては史上初となるハットトリックという記録付きだ。

 彼のゴールラッシュはこれだけではない。マインツ戦の2得点でブンデスリーガ外国人選手史上最速となる通算100得点を達成したかと思うと、CLディナモ・ザグレブ戦でもハットトリック。3試合で10得点という、狂気すら感じさせるペースでゴールを量産している。

 そんなレバンドフスキは、今節のリーグ戦で一昨季まで在籍していたドルトムントと対戦する。ポーランド代表ストライカーは古巣で過ごした4年間は「最高だった」と語っていたが、その牙は今、勝ち点4差につけるライバルに向けられている。

ゴンサロ・グエデス(ベンフィカ)

 ポルトガルで「新たなクリスティアーノ・ロナウド」と呼ばれるダイヤの原石は、今季から本格的にトップチームで存在感を発揮し始めている。1996年生まれでまだ18歳。

 C・ロナウドほど長身ではないが、しっかりとした体格でそのうえ抜群のテクニックを備えている。年代別代表にも継続的に招集され、昨季はベンフィカBで2部の最優秀若手選手にも選ばれた。

 チャンピオンズリーグでは30日のアトレティコ・マドリー戦に先発すると、角度のないところから見事なシュートをねじ込んで才能の一端を見せつけた。課題は得点の少なさだが、2トップを採用するチームにおいてサイドの選手には守備の役割も求められるため仕方ない部分もある。よりゴールに近い位置でボールに絡めれば、独力で局面を打開してフィニッシュという場面が増えるだろう。

金崎夢生(鹿島アントラーズ)

 金崎はなくてはならない存在だ。前線で絶え間なく動き続けることでパスを呼び込み、ビッグチャンスに繋げている。裏への抜け出し、相手を背負ってのポストプレーとどれを取っても一級品であり、鹿島にとって大きな武器となっている。

 今季、ポルトガルのクラブから期限付き移籍で加入した。ここまで7得点はカイオと並びチームトップで、金崎の重要性が浮かび上がる。

 鹿島は現在2ndステージで2位につける。首位の広島に食らいつくためにも連敗は許されない。金崎には、チームを勝利に導くゴールが求められる。

text by 編集部