「ごくごく一部のマニアが使うもの」──アダルトグッズに対してそんな“偏見”を持っている方は多いのではないだろうか? でも、その考えは大間違いだ。いまどきの女性は独りで普通に使っているし、男と2人で選んだりしている。セックスの快楽を増幅させるアイテムとして、ラブグッズはとっくに市民権を得ているのだ。

 国内8店舗のほか、香港に2店舗、中国・広州にもショールームを構えるラブグッズショップ・ワイルドワン。同社が運営する東京・渋谷の女性限定(カップルの場合は男性も入場可)のバイブバーは、連夜、数多くの女性客で賑わっている。

「お酒を飲みながら、店内にある350本以上のバイブレーターを実際に触っていただけます。専用手袋の着用をお願いしていますが、女性のお客様はバイブレーターを手に取って、実際に動かしたりして楽しんでいらっしゃいます」(広報担当者)

 輸入ラブグッズ専門店・ラブピースクラブは都内に女性客限定のショールーム(予約制)を設けている。オープンしている毎週水曜日の午後2〜5時に女性たちはやって来る。30〜40代が全体の60%を占め、20代、50〜70代の女性も少なくない。

 彼女たちにとってショップでラブグッズを買うことは、デパートでコスメを買うのと同じくらい、もはや当たり前のこととなりつつあるのである。

 では、実際にラブグッズを購入するにはどうすればいいのか。一番手っとり早いのはネット通販である。アマゾンのような大手通販サイトのほか、ほとんどのラブグッズメーカーは自社サイトで通販を行なっているから、インターネットを使える人なら簡単に購入が可能だ。

 だが、ネットに掲載されている写真やスペックだけではどんな製品か判断しづらい人もいるだろう。そんな人には直接、店舗に足を運ぶことをおすすめしたい。

 秋葉原をはじめ関東で9店舗を展開する大人のデパート・エムズの広報担当・八十島理沙氏がいう。

「メインの客層は20〜30代ですが、平日の昼間におひとりで来られる中高年の方も多いですね。おふたりでいらして、仲良くグッズを選ばれているご夫婦も少なくありません。そのため当社では中高年のお客様向けに、同世代の女性店員を配置して、きめ細かな対応を心がけています」

 ワイルドワンには8店舗合わせて月に約3万人が来店するという。

「とくに東京・八重洲にあるオナホ館は、サラリーマン層をメインに比較的年配のお客様が多いのが特徴です。人目が気になるという方は比較的空いている午前中が狙い目。ご質問いただければスタッフが丁寧にご説明します」(前出・広報担当者)

 最近ではドン・キホーテのような量販店や一部のドラッグストアでも専用コーナーが設けられている。

 近くに店がなければ、電話通販という方法もある。ラブピースクラブの山本綾乃店長の話。

「ネットのほか、お電話で問い合わせいただいた方には商品カタログを全国無料で配送しています。ご注文いただく場合は、商品名と送付先住所などをお電話でお伝えください。お届けの際の発送元は当店の運営会社名になっているので、中身がラブグッズだとはわかりません。家族と同居のため自宅で受け取れないという方は、最寄りの配送センターでの受け取りや郵便局留めも選べます」

※週刊ポスト2015年10月9日号