高須クリニック「賞金250万円でCM募集」と「意味不明CM」の真意を院長に聞いてみた
 テレビでも女子SPA!連載「教えて、かっちゃん」シリーズでもおなじみの高須クリニック・高須克弥院長。同クリニックは、一風変わったCMばかり放送することでも知られています。

 いま放送中の“ドバイ編”では、院長自らヘリを操縦してドバイの上空をぶんぶん飛び回り、船の上では同乗した西原理恵子さんがニッコリ。ネット上でも「意味不明」と評判です。

⇒【YouTube】高須クリニック TVCM ドバイPART3西原篇(15秒) http://youtube.be/jj-0NBPfUg8

 さらに現在、「Yes!動画コンテスト」(http://yes-jinsei.com/cm/)と題して、高須クリニックのCM動画の公募を始めちゃった院長。しかも賞金がスゴいんです。高須院長賞が150万円、マックスむらい賞と日本エレキテル連合賞がそれぞれ50万円(応募は11月30日まで)。総額250万円もかけて、一体何をするつもりなんでしょうか!?

 今までのCMのヒミツと併せて、高須院長に聞いてきました。教えて、かっちゃん!

◆謎のCMは規制のせいだった!

──今回、動画コンテストをやろうと思った理由を教えてください。

「僕はとにかく面白いことがやれれば、何でもいいの。これまでのCMもほとんどボクのアイディアだしね。でも、地上波だと規制があって、なかなか自由にできない。その点、Youtubeだったら好きにやれるじゃない?」

──高須クリニックのCMはかなりフリーダムですが、院長としては物足りない?

「ぜんっぜん自由じゃないよ。ウチのCMって昔から『何がしたいのかよくわからない』って言われてきたけど、その背景には美容外科のCMに対する規制があるんだよ。院長として医者の姿でCM出演するとマズいとか、いろいろ決まりごとがあって。

だから“タレント”として他のCMに出演したり、スポーツカーにデカデカと『高須クリニック』って書いて走らせたりしたわけよ」

──単なるウケ狙いじゃなくて、切実な事情があったんですね

「そうだよ! だから、もっと自由にCMを作りたいというのは、僕の悲願でもあるわけ。ちょうど、マックスむらいさんや日本エレキテル連合さんみたいに、Youtubeを使って面白い活動をしている人たちと出会ったこともあって、これだ! と思ったんだよね。

 最初はマックスむらいさんにも、コンテストに参加してもらおうと思ってたんですよ。でも、『ボクが出ると、優勝しちゃいますけど、いいですか?』って言われて(笑)。せっかくなので、審査員として参加してもらうことにしました。10月5日には、日本エレキテル連合さんの動画も公開されますよ」

⇒【YouTube】【CM】マックスむらい × Yes!高須クリニック【Yes!動画コンテスト 見本動画】 http://youtube.be/1rdehoK5VAE

──それにしても、賞金が3人に計250万円って、出しすぎじゃないですか!?

「でも、5万円とか10万円じゃ本気になれないでしょ。やるからには、“その道のプロ”も本気で挑戦したくなるほうが面白いじゃない。といっても、凝ったものを求めてるわけではなくて、重視するのはアイディアですよ」

◆西原さんの包茎動画も

──ちなみに、ネットで評判のドバイCMは、結局、何だったんですか?

「もともとは高須クリニックのドバイ進出が決まったときに作ったCMだったんですよ。ドバイに美容特区を作るという話があってね。世界各国から美容外科医が集められることになって、その中の一人が僕だったの。

 ドバイを舞台にしたCMを流した後、『高須クリニック、ドバイ進出!』ってニュースが流れたら面白いでしょ。実際に進出したら世界各国で流すつもりでセリフも英語にしたんだけど、2009年の“ドバイバブル崩壊”で、美容特区の話は白紙になっちゃったんだよね」

──CM出演してる謎のアラブ人たちは誰なんですか。

「あれはね、現地のエージェントが探してきてくれた人たちですよ。僕はアイディアは出すけど、実際に作るのは基本、制作チームにお任せ。僕の役割はお金を出すことですから!

 今回の動画コンテストでも、いいアイディアがあったら、予算をかけて本格的なCMに仕上げることも考えてますよ。あと、クリエイター活動を僕が全面バックアップするとかね」

──動画コンテストのサイトには、西原さんのマンガ動画もありましたが、あれもどこかでCMとして流れてる?

※西原さんのマンガ動画 http://yes-jinsei.com/cm/

「流れてないですよ。あれは以前、『6月9日は“剥くの日”にしよう!』と彼女が言い出したんです。『夜、西の窓を開けて眠ってると、僕がサンタクロースのようにやってきて、包茎を剥いてくれるという言い伝えをねつ造しよう』って。ホント、面白いこと考えるよね。せっかく絵を描いてもらったので使わないのも、もったいないと思ってYoutubeで公開しました」

“おもしろい”ことを求めて、時間と資金を投じ続けるかっちゃん。お金持ちが考えることはさっぱりわかりません。

<TEXT/島影真奈美>