一日中パソコンに向かって仕事をしている人や手芸や編み物など同じ作業を続けて行っている人は、うつむき姿勢を続けることで首に負担をかけます。肩こりだけでなく、首こりに悩まされている人も少なからずいるでしょう。そんなときにマッサージやツボ押しが効果的だと積極的に行うと、首を痛めてしまうケースがあります。首こりのセルフケアについて正しい知識を持っておきましょう。

直接刺激を与える方法はNG!

首こりに関係する筋肉は、首の後ろの表面に近いところにある「僧帽筋(そうぼうきん)」、首の動きを調整する「頭板状筋(とうばんじょうきん)」、頭を反らせるときに使う「頭半棘筋(とうはんきょくきん)」の3つ。これらの筋肉の間には、脳とつながる自律神経が縦横に通っており、筋肉が弾力性を失って自律神経が圧迫されることで首の不調やめまい、頭痛など体の不調が起こります。首のマッサージやツボ押しは、首こりに効果がありそうですが、首に直接刺激を与えることは筋肉を痛めることになります。首を引っ張ったり、ぐるぐる首を回し過ぎたりするのも首に負担をかけます。

正しい首こりのセルフケアとは?

うつむき姿勢になっている時間を短くしましょう。仕事や作業で同じ姿勢を摂っているときには必ず休憩を入れて首を休ませてください。15分作業した場合、30秒間首を後ろに反らせて血流をよくします。首を刺激する運動はさけて、首をゆっくり左右に倒したり、肩を前後にぐるぐる回したりする運動を日常生活に取り入れましょう。ホットタオルを使用して首の後ろを温めるのも首こりには有効です。

首こりをとる入浴法!

バスタブには首まで浸して、首をあたためて血流を促しましょう。全身でお湯に浸かるとのぼせやすいので、お湯の温度は低めに。高齢者や血圧の高い人は特にお湯の温度に気をつけて体調の変化に気を配りましょう。また、シャンプーをするときに前にうつむき姿勢をとっている人は首に負担がかかります。後ろに反らし気味に洗うように心がければ、首こりが緩和されますよ!


writer:松尾真佐代