高校生メンバーの1人 片岡尚之が好スタート(撮影:ALBA)

写真拡大

<アジア・パシフィック アマチュア選手権 初日◇1日◇クリアウォーターベイGC(6,513ヤード・パー70)>
 香港にあるクリアウォーターベイGCで開幕した「アジア・パシフィック アマチュア選手権」の初日は雷雲接近による中断を挟んだ影響で全選手がホールアウトできずに日没サスペンデッドとなった。そんな中、6名が出場する日本勢の高校生メンバーの一人、片岡尚之(札幌光星高3年)が2アンダーの暫定23位タイと上々のスタートを決めた。

 当初の予定より約1時間30分遅れでスタートしたファーストラウンド。片岡は清水湾に向かって突き出す難関の3番パー4でボギーが先行するも、6番、7番の連続バーディでカムバック。後半も10番、11番とバーディをつなげて浮上した。「ショットはすごいキレてて調子は良かった」という言葉通りチャンスを量産。「まだまだ伸ばせる感じ」という言葉は偽らざる本音だ。
 だが、問題はグリーン上。チャンスにつけても思うようにパットが決まらず足踏みを続けるのは、今大会に限ったことではない。イップスに近い症状でパットに悩み始めたのは中学時代から。「全国大会で50センチくらいのパットを外して。腕が動かなくなってしまった」。地元北海道の大会などホームゲームや練習では思い通りに動くストロークも、大一番ではどうしても動かない。
 「握りもクロスハンドにしたり、パターもコロコロ変えたり」。長尺パターの使用も真剣に検討したほどだが、父親に止められたことや、2016年からはアンカリングしてのパッティングが禁止されることからその選択肢も消えた。「練習して自信をつけるしかない」。今は苦しみながら自らのストロークと向き合う日々だ。
 だが、そんな中で2アンダーは、ショットの良さの裏返しでもある。さらに、大会期間中の香港は連日30度超えの気温に90%以上の湿度が加わって、北海道出身の片岡にとっては人並み以上に慣れないコンディションでもあることも考慮すべき要素。「(北海道を)出てくるときは8度だったのにこっち(香港)にきたら30度超えてて(笑)。やばいです」。
 練習日の水曜には、熱中症で前夜祭中は椅子に座ったまま動けなかった。10時間睡眠をとって回復したというがまだまだ万全とは言えない様子。でも、だからこそ「まずは予選通過を目指して頑張りたい」という謙虚な言葉にも大きな伸びしろを感じずにはいられないわけで…。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

【関連記事】
QT挑戦中の小木曽喬 日本アマ覇者が歩く道
注目ペアリングにも動じず 小西健太は日没ギリギリで…
出場選手最高位、注目のアマランク8位はオーストラリアの17歳
今年のアジアアマは“東洋のペブルビーチ” 鍵は6つのパー3
「日本女子オープン」撮れたてPHOTO配信中!