<アジア・パシフィック アマチュア選手権 初日◇1日◇クリアウォーターベイGC(6,513ヤード・パー70)>
 香港にあるクリアウォーターベイGCで開幕を迎えた、「アジア・パシフィック アマチュア選手権」の初日。この日は第1組のスタートから約30分後の7時23分に雷雲接近のため競技を中断。再開に約1時間半を要し、全選手がホールアウトできずに日没を迎えた。6名が出場している日本勢は小木曽喬が3アンダー・暫定15位タイと上々のスタートを決めた。
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 INコースのトップスタートだった小木曽は10番でダブルボギーを叩く最悪の立ち上がり。続く11番でバーディを奪って“さあここから”というところでの雷雲接近による中断となった。それでも一時は3オーバーまでスコアを落としたが、18番パー5のバーディを皮切りに反撃をスタート。OUTのバックナインは「メッチャ頑張りましたよ」と好調のショットにパットをかみ合わせ5バーディの“30”。日本勢最高位で初日を終えた。
 福井工大附福井高3年時の2014年『日本アマ』チャンピオンは、現在・福井工業大の1年生。今年も『中部アマ』で優勝を果たすなど、着実にアマチュアとしての実績を積み重ねている。しかし、その一方で今年は1年生ながらすでに来季のプロツアー出場を見据えてQTを受験中。すでにセカンドを突破して11月10日にはサードQTが控えている。
 大学に籍をおきながらプロへの道を急ぐ理由は「もっと上手くなりたい」というシンプルなもの。日本アマ優勝後プロツアー競技に出場することも増えたが、出るたびにプロとの差を痛感させられている。「ツアーに出させてもらうと、まずセッティングが全然違うんです。アマの試合は日本アマくらいでもなんとかしていけますが、プロの試合になると違う。そういうところで差を感じるし、そのギャップを埋めたい」。それならプロの試合を数多く経験するのが何よりも近道。QT受験という答えにたどり着いたのも必然だった。
 レベルアップの先には海外での活躍も視野に入れる。今大会、全選手の合言葉でもある“勝てばマスターズ”には「意識できる試合じゃない」と正直ピンときていないが、アジア最高峰タイトルへのモチベーションは当然高い。「日本にはないこういうコースで回るのは楽しいし、このアジアの中で上位にいきたい。その結果が優勝なら嬉しいですね」。目標とするのは福井工大福井高校の先輩でもある、アジア・欧州を股にかけて戦う川村昌弘。米国のビッグトーナメントよりもむしろアジアに目を輝かせるのも納得してしまう。
 「川村さんからも話を聞いて楽しそうだなと。コースも面白いし、選手もすごいアバウトにやっていて。シビアじゃないというか自分としてはラク。楽しんでゴルフをしている感じで自分が最近忘れていたことでした」。国内男子ツアー経由でいつかはアジアへ。史上最年少日本アマチャンプ(当時)はそんな道筋を描きながら成長を続けている。
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