試合出場ならハリルJ初…復帰組の柏木と塩谷にハリル「新しい出発を」

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 国内組からも代表経験のある2人が復帰した。MF柏木陽介(浦和)は左足内転筋の負傷により、招集されながらも参加を辞退した8月の東アジア杯(中国)以来の復帰だ。

 バヒド・ハリルホジッチ監督は「中国に呼びたかったけど、叶わなかった。ボールを奪うこともそうだが、特に後ろからの組み立てに参加してほしい。私たちの中盤には左利きが少ないので、彼の左足は有効になるのではないか」と選考理由を語った。

 

 今回の2連戦で出場すれば、12年2月24日のアイスランド戦(3-1)以来、約3年8か月ぶりの国際Aマッチ出場となる。

 今季は浦和でJ1第1ステージ無敗優勝に貢献。東アジア杯前後は負傷の影響で調子を落としていたが、第2ステージの中盤以降はキック精度も上がっており、8月22日の仙台戦では直接FKでゴールを決めた。ハリルホジッチ監督は会見の席で「世界では35%がFKからの得点だが、我々は0%」と嘆いており、セットプレーでの期待も高いはずだ。

 塩谷は1月のアジア杯以来の代表復帰だが、国内組だけで行った5月の代表候補合宿に参加。ハリル流の戦術にはすでに触れている。試合出場となればアギーレジャパン時代の昨年10月14日に行われたブラジル戦(0-4)以来となる。

 第2ステージ首位の広島では3バックの右ストッパーでプレーしているが、「私にとっては非常に興味深い選手。右SBとして競争してほしい。テクニックの質は良く、パワーも十分にある」(ハリルホジッチ監督)というのが選出理由だ。指揮官は「ケガを抱えていたので中国にも呼べなかったが、今回は彼にとって自分のクオリティーを見せる良い機会になる。この場所にいることを証明してほしい」と期待を寄せる。

 ハリルホジッチ監督は「塩谷も柏木もすでに何試合か日本代表で出ているが、新しい出発をしてほしい。彼らには責任を持って自分たちのクオリティーを見せてほしい」と注文。アウェーの地で高いスキルとデュアル、そして悪環境でも自分らしさを出すタフさを見せられるかどうかが、代表生き残りのカギとなりそうだ。

(取材・文 矢内由美子)


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