ヴァイッド・ハリルホジッチ監督【写真:工藤明日香 / フットボールチャンネル】

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 会見の冒頭、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は8日に対戦するシリアについて「2次予選グループで最強の相手」とし、13日の親善試合で対戦するイランに関しても「難しい相手」と警戒した。

 それでも、「可能性がある限り勝ち続けなければいけない」と語気を強め、この中東での2連戦に勝利することで「勝利の文化を植えつけたい」と語った。

 ハリルホジッチ監督は、これまでも常々勝利を続けることの重要性を説いてきたが、今回はより強調した背景にはラグビー日本代表を率いるエディー・ジョーンズHCの存在があった。

 オーストラリア出身のジョーンズHCは、2011年12月にラグビー日本代表ヘッドコーチに就任。これまでW杯7大会で1勝2分け21敗と苦しい戦いを強いられていた。それでも、現在開催中のW杯イングランド大会の初戦で南アフリカに勝利。

 ラグビー南アフリカ代表はW杯優勝2回という世界トップクラスの強豪。この結果は、日本のみならず世界でも驚きをもって報じられていた。

 そんなエディ・ジャパンについて、ハリルホジッチ監督は「彼らが南アフリカに勝とうと言った時、日本では“正気ではない”と言われた。ラグビーで日本が南アに勝つのは、我々が急に世界一になるのと同じこと」とし、「日本のラグビー界の歴史に大きな足跡を残した」と賞賛した。

 このようなラグビーでの歴史的な勝利を目の当たりにしたハリルホジッチ監督が触発されないわけがないだろう。

「自信を持って勝利を目指す。我々の道を続ける」

“世界で戦えるチーム”へ育てることを託された指揮官は、決意を固めた。

text by 編集部