Doctors Me(ドクターズミー)- 愛犬が寝てばかりで元気がない…何かの病気かも?

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愛犬に元気がないと心配ですね。仔犬の頃はよく寝るものです。起きているとき元気で食欲があって排泄もあり、毎日体重が増えていれば心配いりません。しかしながら、性格にもよりますがあまりにも大人しい仔犬は、もしかしたら先天的に何かトラブルを抱えているかもしれません。

今日は愛犬に元気がない場合、その病気などの可能性について、獣医師から聞いた話をお伝えします。

甲状腺機能低下症の場合

元気がない、寝てばかりいるということ以外に何か気がついたことはありませんか?甲状腺機能低下症の場合、まだまだ若いのに歳をとったような感じになり、以下のような症状があらわれます。

・散歩を嫌がる
・毛並み、毛づやが悪い
・表情に乏しい
・目を輝かせて喜ぶことがなくなる
・食べる量は変わらないのに太る
・毛が抜ける
・皮膚の色が黒くなる

甲状腺機能低下症は遺伝すると考えられていて、以下の犬種に多い傾向があります。

・大型犬
ゴールデンレトリーバー、ラブラドールレトリーバー、シベリアンハスキーなど

・中型犬
シェットランドシープドッグ、ビーグル、柴犬など

・小型犬
ポメラニアンやミニチュアダックスフンドなど

早いと3歳頃から少しずつ進行していきます。残念ながら完治はできませんが、合成甲状腺ホルモン製剤を投与し続ければ、以前と同じくらい元気になって長生きできます。3歳頃から10歳までは年に1回、10歳越えてからは年に2回、定期的に甲状腺ホルモンの量を測定しておくと早期発見できます。

痛みを感じている場合

犬は体のどこかに痛みがあるとじっとして、1日中寝てばかりいることがあります。犬は四つ足なので、腰を痛めやすいものです。また、個体や犬種によって、特定の箇所を痛めやすい傾向があります。

・ボール遊びではしゃぎ回る犬は後ろ足を痛めやすい
・フリスビー好きはジャンプ後の着地で前足を痛めやすい
・足が細い犬種は、どこかにぶつけて痛めることが多い

犬は「痛い」と言えないので、じっとうずくまって耐えます。そんなとき抱き上げたり撫でたりすると牙を剥いて唸ったり噛みついたりするかもしれません。犬自身、どこを触られると痛むか分からず、とりあえず触れられたくないという態度をとることが多いようです。

中毒・異物誤飲の場合

飼い主のかたが気がつかないうちに毒になるものや異物を飲み込んだりしている場合があります。

1. 毒物の飲み込み
何か荒らされた箇所がないか調べてみましょう。犬の生活圏内で怪しいものはありませんか?

2. 異物誤飲
部屋の中でなくなっているものはありませんか?金属類は要注意です。

老齢・妊娠・その他

1. 老齢
老犬は耳が遠くなり、周りへの興味も薄れ、筋力が落ちてくると体力的に起きていられなくて寝てばかりいることがあります。痩せてくると床擦れしやすくなりますので、床擦れ防止のマットを敷いたり、数時間おきに体位を変えてあげましょう。痩せないように老犬用のフードでもカロリーの高いものを与えるようにしましょう。

2. 妊娠
避妊手術をしていない6歳、7歳までの雌犬なら妊娠しているかもしれません。

3. その他
また以下のような病気があると寝てばかりいるのようになります。

・肝臓や腎臓の具合が悪い
・先天性の心疾患を持っている

【獣医師からのアドバイス】

精神的なことでも元気がなくなります。環境が突然変わったりしませんでしたか?大雨や強風、雷などが苦手な犬はお天気によっては元気がなくなります。

(監修:Doctors Me 獣医師)