15億人の為のVRガイド

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まだ完全なVRは実現されていないものの、360度ビデオは今の所VRの最先端をいっている。VRで何ができるのかを分かりやすく表しており、作るのも割と簡単で、高いヘッドセット無しでもブラウザーやスマートフォンで見ることができる。

YoutubeではVR専門のチャンネルがあるが、フェイスブックもこの流れに乗った形だ。(マーク・ザッカーバーグが3月にF8で公表した通り)24日から360度ビデオがニュースフィードで使える様になった。

そのフォーマットはまさに言葉そのままである。360度ビデオではSamsung Gearヘッドセットで頭を動かしたりブラウザでドラッグする事で視点を自由に変えることが出来る。スマートフォンの場合、スワイプあるいはデバイスを物理的に動かすことで同じことができるので、スマートフォンを頭の上にかざせば頭上のVR画像が再生される。

VRにうるさい人たちは突っ込むであろうから触れておくが、こういったビデオは完全なVRとは重要な意味で異なる点がある。まずそこにいる感は無いし(その場にいるというよりは動画に囲まれていると感じるだろう)、カメラを動かしたりすることもできない。しかしこれはVRの世界への入りやすい入り口であり、コンテンツ制作者に取っても取っつきやすいものだ。

というわけで、1000ドル程度のSphericam 2の様なカメラにフェイスブックかYoutubeのアカウントがあれば、誰でも完全なものでは無いにしてもVRコンテンツを制作、公表できる様になるということだ。

Facebook Angle

フェイスブックは参入障壁の低さでユーザーが自分の足跡を360度動画で投稿することを期待しているが、これを軌道に乗せるのはプロの手がいることも宿命ずけられている。この技術の凄さを見せつけるのに、ディスニーやDiscoveryによるクリップが今日求められているのだ。

これは何にでも対応できるフォーマットでもある。スターウォーズの舞台裏ドキュメンタリーから曾祖母さんの誕生日パーティーまで同様に有効なフォーマットだ。カメラはアクションを全方位でとらえ、視聴者はそれを好きなように観れる。

「我々が注力するのはコンテンツ制作者達が新しく、没入的な方法で視聴者を捉える方法を構築することだ。この最先端の没入的でインタラクティブなメディアを活用できるパブリッシャーやストーリーテラーたちが多数存在する。もしあなたが制作者なのなら、世界にいるフェイスブックユーザーとそれを共有してほしい」とは、フェイスブックのニック・グルーディンがブログでコメントしたことだ。

より多くのコンテンツを抱えて来年デビューを控えているOculus Riftもあるが、フェイスブックやYoutubeもビデオ市場の戦場に加わることになる。

この機能はWebとAndroidではあと数日、iOSではあと数ヶ月で使えるようになるとフェイスブックは言っている。この登場により世間はまず最初にVRの感覚を知ることになり、クリエイターたちも完全なVRが登場する直前にその才能を世間に知らしめる事になる。

画像提供:Facebook

David Nield
[原文]