「ずっと一緒にいたい人になる!」職場の同僚との絆を深めるコツ

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同僚との関係がうまくいかないと、職場で過ごす時間はつらいものに。例えば、よく知らない職場の仲間にランチに誘われたとき、どんなことを話題にすれば会話が弾み、打ち解けた関係になれるのか。OLから経営者になり、現在は横浜市長を務める林文子さんは、「まずは聞き上手になりましょう」と話す。

「自分からムリして話を振らずに、まずは相手の話を誠実に聞きましょう。そうすることで、『この人が相手だと、ついなんでも打ち明けてしまう』と感じてもらうことができ、同僚から慕われる人になれるのです」(同)

林さんによると話を聞くコツが2つあるのだそう。ひとつ目は相手の話の腰を折らないこと。例えば、相手が読んだ小説の話を一生懸命に説明しているのに「それ読んだ」などと、話をストップさせるのは、思いやりに欠けると受け取られる可能性が。

「ときには知っていても『知らない』態度で相手の話をじっくり聞く謙虚さも大切です。あるいは、相手の話を最後まで聞いてから『確か主人公は○○でしたね』などと返せば、相手もこちらが読んでいることを察して、さらに会話が広がる場合もあります」(同)

同じように相手のささいな言葉の間違いや数字の違いを指摘するのもタブー。話の大筋に関係ないことなら、大らかな気持ちで聞き流すのが、大人の対応と心得て。そして、もうひとつのコツは、相手に共感する気持ちを示すこと。

「相談されたりグチをこぼされたりした場合、相手はただ話を聞いてほしいだけなので、意見を求められたら、『私も悩んじゃうな』とか『難しいよね』と当たり障りのない相づちを返しましょう。そのうえで、やんわりと自分の意見を伝えるようにします。くれぐれも、相手をジャッジするような発言は控えましょう。アドバイスよりも同じ目線で一緒に悩んであげる気配りを見せるほうが、相手との絆が深まるはずです」(同)

親しくなるために自分を知ってほしいと思うと、つい自分のことばかり話してしまいがち。けれど、まず信頼を得るためには、思いやりをもって相手の話に耳を傾けて。

林文子
横浜市長。松下電器産業(現パナソニック)、ホンダのセールスレディなどを経て、1987年、BMWの正規ディーラーであるBMW東京に入社。93年に新宿支店長に就任した2年後、ベストセールス店に選ばれる。その後、ファーレン東京(現フォルクスワーゲンジャパン販売)代表取締役社長、BMW東京社長、ダイエー代表取締役会長兼CEO、日産自動車執行役員、東京日産自動車販売代表取締役社長を経て2009年より現職。近著に、林市長が実践し続けてきた、すべての人を味方に変えてより多くの成果を得る秘訣がわかる『ちょっとした“気配り”で仕事も人間関係もラクになる!』(秀和システム)がある。