Doctors Me(ドクターズミー)- 風邪じゃないのに熱?「知恵熱」ってなぜでるの?

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「知恵熱」ってどんな状態か知っていますか?

歌手のaikoさんが2014年12月放送のドラマにて、ゲスト出演をしたそうで、aikoさんはドラマ初出演。「ドラマが初めてということで緊張で知恵熱が出てどんどん体が熱くなってしまいました」と興奮冷めやらぬ様子でコメントされたとのことです。

さて、「知恵熱」という言葉は、実際に発熱しているか否かに関わらず、「頭を使い過ぎた」「慣れない事をし過ぎた」といった時に使う比喩的な言葉にもなりつつあるかと思います。しかし、実際に体が熱くなったり、体温計で測ると熱があることも。

医学的には、一体どういう状態を指すのでしょうか。内科医の鶴田晋佑先生に質問してみました。

Q1:「知恵熱」とはどういう状態のことを言うのですか?

知恵熱というのは感染症などと違い、いわゆる病気ではありません。
心因性の発熱のことで、緊張したり、興奮したり、熱中するときにおきる自律神経の乱れが原因です。例えば大勢の前で発表したり、好きなチームを応援したりする時などに出る熱のことを言います。他にも体が疲れている、睡眠不足で頭が回らない時など良くない状況でもみられることがあります。

Q2:どうして緊張や興奮で熱が出るのですか?

ストレスに伴い、コルチゾールというホルモンが体内の代謝機能を高めて熱が出ると言われます。放置して長期化した場合、動悸や不眠、慢性疲労症候群などにつながることがあるので注意が必要です。

Q3:知恵熱はどうしたら治るのですか?

まずは、何が原因となっているのかを探ることです。
一時的な興奮や緊張など、良い状況からの知恵熱であれば過度に心配する必要はありませんが、トラブルが原因となっている状況では改善が必要です。解熱剤は効果がなく、生活環境や心理療法が有効とされています。十分な休息や睡眠を取り、思考や気持ちを整理することが大事です。

その中でも認知行動療法と呼ばれる方法が役立つと言われています。思考パターンを客観的に判断することで、不安になっている思考の歪みを修正する方法です。自分を立場を落ち着いて考えられることが治療の第一歩とされています。

Q4:病院に行くなら何科がいいのでしょうか?

まずは内科で、身体的な病気がないか検査が必要です。そこで異常がない場合は、心療内科や東洋医学で診察を受けることをお勧めします。

まとめ

ストレスで熱が出るというのは医学的には証明されているのですね!継続的に熱が出る場合は、早目に内科に行くのが良さそうです。

(監修:医師 鶴田晋佑)