就任1年目ながら、福岡ソフトバンクホークス(以下SB)の工藤公康監督は選手との関係が良好だといわれている。工藤監督は開幕前から、選手との「面談」を大事にしていた。

「4番を内川聖一に任せるために昨年までの4番・李大浩と面談を持った。李は長打は打てるが走れない。打力も走力もある中村晃、柳田悠岐、内川らを前に置いたほうが効率よく得点できる。これを理解させ、5番で点を稼いで欲しい旨を説明、納得させた。打順降格はどうしても懲罰的な意味合いにとられるので、黙って代えてはシコリを残すと考えたのです」(SB担当記者)

 一方、セ・リーグで開幕前は下馬評が高かったものの、決して強いシーズンを過ごしたとはいえない読売巨人軍の原辰徳監督は、有無をいわさず強権を振るった。4番として期待されていた村田修一が打てないとみると、容赦なく7番、8番に降格。さらにマスコミ相手に村田への嫌味をブチまける。

「開幕当初から不調だった村田に4月後半にようやく快音が聞かれると、『走者がいる時に打ってくれればいいのにね』と嫌味。さらに打点36しか記録していないのに、『打点は85くらいだから』と謎の発言を始めた。もはや選手を見ることすらしなくなってきたのではないかといわれています」(巨人担当記者)

 村田だけではない。4月には中井大介を4番に抜擢しながら、2打席で交代させて翌日からはチャンスすら与えなかった。さらには今季、様々なポジションをたらい回しにされ、チームを支えていた功労者であるはずの井端弘和が、8月になぜか二軍落ちを命じられた。

「ルーキーの岡本和真を試すためだったといわれていますが、これには選手もファンも首をかしげていました」(同前)

※週刊ポスト2015年10月9日号