ピーナツアレルギー予防法が大きく変わった

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米国小児科学会や米国アレルギー喘息免疫学会を中心に、欧州や豪州、日本のアレルギー、小児科の学会が、ピーナツアレルギーの発症リスクが高い子どもには、1歳になる前にピーナツを含む食物を与えるべきであるとする合意声明を発表した。

これまで、アレルギーの原因となる可能性のある食品や物質は、乳幼児のころは避けるべきとされてきた。しかし、英ロンドン大学の研究者らが、ピーナツアレルギーの発症リスクが高い生後4〜11カ月の乳児640人を、週3回以上ピーナツ6グラム以上を含む食品をとるグループと、5歳までピーナツ製品を避けるグループに分類。

その後のピーナツアレルギー発症率を比較したところ、ピーナツを食べていたグループのピーナツアレルギーの発症率は約3%だったが、食べていないグループでは17%を上回っていたとする研究結果を、2015年2月26日に総合医学雑誌「New England Journal of Medicine」で発表していた。今回の合同声明はこの研究結果を受けたもの。

声明は2015年8月31日、米国小児科学会誌「Pediatrics」オンライン版に掲載された。

参考論文
Consensus Communication on Early Peanut Introduction and the Prevention of Peanut Allergy in High-risk Infants.
DOI:10.1542/peds.2015-2394 PMID:26122934

(Aging Style)