24日、韓国のテレビ局MBCは、韓国で一番売れている車の裏にある自営業者たちの心痛を伝えた。この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。写真はソウル。

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2015年9月24日、韓国のテレビ局MBCは、韓国で一番売れている車の裏にある自営業者たちの心痛を伝えた。

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韓国で最も売れている車は、セダンでも軽自動車でもなく、1トントラックだ。路地のあちこちを走り回り、果物や野菜を売る自営業者や、通行人らにファストフードを売るフードトラックまで、生活の現場のどこでも見かける1トントラックは、2011年に販売量15万台を突破したが、最近再び増加傾向を見せており、今年上半期だけで8万台が売れた。

しかし、80〜90年代、デウ自動車とサムスン商用車がトラック販売の不振で市場から撤退した後、1トントラックは現代自動車と起亜自動車から各1車種だけになった。韓国自動車産業研究所のキム・チョルムク主任研究員は、「1トントラックは国内に特化している。メーカーが輸出のために規模を拡大することが困難な車種」と説明した。

このような市場構造のなかで、消費者の不満が高まっている。荷台の腐食や走行中のギア抜けのような構造的欠陥が相次いでいるが、メーカーの対応は不十分だ。修理のために1日トラックが使えないと生活に困る自営業にとっては大問題。ある自営業者は、「トラックを買おうと思ったら、いくら悪くてもあるものを買うしかない。他に選択の余地が無いから」と語っている。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「現代と起亜の独占市場だから価格はすごく高くなっている」
「田舎の両親に1トントラックの新車をプレゼントしたが、2年たったら荷台の下の部分がサビだらけだ」

「ボロい車を造って、修理費でも稼いでいる」
「1トントラックは完全に『上から目線』商売。消費者は足元を見られている」
「日本や中国のトラックを参入させて競争させてほしい」

「誰のせいでもない。現代と起亜の車だけがとても好まれてきた結果だ。韓国式文化が生み出した一つの悲劇だ」
「小さくてぼろぼろの韓国の1トントラックと、ゆったりとした余裕のある米国のピックアップトラック。正に国の違いそのものだ」
「日本のように多様性があればいいのにな」(翻訳・編集/三田)