iPhone 6sは本当に買いか? 使ってみて分かった性能と新機能の真価
 9月25日、発売されたiPhoneの最新モデル6sと6s Plus。iPhoneは1年ごとにモデルチェンジしており、6sと6s Plusはその第9世代にあたる。今回のiPhoneは円安の影響もあって、販売価格が86,800円(16GB)と非常に高額。昨年、iPhone 6が67,800円(16GB)で販売されたことを考えると、どう考えても割高だ。(※いずれもApple Storeでの販売価格)

 はたして、これだけの高額端末に飛びつく必要があるのか、その性能と新機能から考えていきたいと思う。

◆もっとも大きな変化は感圧タッチへの対応

 6s最大の特徴は「3D Touch」と呼ばれる新たなジェスチャーに対応した点だ。これはディスプレイを押す力によって操作内容が変わるというもの。これまで、ディスプレイは強く押しても弱く押しても反応は同じだった。だが、6sでは強めに押すことで「Peek」、さらに強く押しこむことで「Pop」というジェスチャーが可能なのだ。

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 たとえば、SafariでWebページのリンクを強めに押してみよう(Peek)。すると、そのリンク先のページがプレビュー表示される。さらに、ディスプレイをそのまま押しこむ(Pop)と、そのページを表示することができる。たったこれだけのことに思うかもしれないが、プレビュー表示でサイトの内容をサッとチェックできるとブラウジング効率は格段にアップする。なお、PeekとPopはSafari以外にもメールやマップなど多くのiPhone内蔵アプリで対応している。

 ちなみに、iPhoneにはこれまでも画面を長押しするというタッチジェスチャーがあった。これは6sでも健在だ。軽く画面をタッチし続ければ長押しになるので、Peek・Popと混同しないように注意したい。

◆4K撮影やLive Photosなどカメラの進化がすごい

 3D Touchと並んで6sのセールスポイントとなっているのがカメラの進化だ。画素数は12メガピクセルになり、8メガピクセルだった前モデルよりも圧倒的に美しい写真が撮影できるようになっている。また、撮影前後の動きと音を記録して、ショートムービーにしてしまう「Live Photos」やディスプレイをフラッシュにして自撮り写真を美しくする「Retina Flash」など新機能も満載だ。

 一方、動画撮影では4K撮影に対応。これまでの4倍の高解像度で映像を撮影できるようになった。また、動画は一部分だけを拡大して再生することが可能。小さくて見えにくくなりがちな遠くの風景も拡大してしっかり確認できる。

◆あらゆる処理がこれまでと比較にならないほど速い

 6sを使ってみると、アプリの起動や表示速度が6よりも圧倒的に速くなっているのに驚かされる。これだけ速度が上がった最大の要因は6sで採用された「A9チップ」だ。これが非常に優秀で、6に採用されたA8チップと比べるとCPUのパフォーマンスは最大70%、グラフィックパフォーマンスは最大90%も高速になっているのだ。実際に「Geekbench 3」というベンチマークアプリでCPU性能を測定したところ、70%もの向上は確認できなかったが、それに近いスコアを記録した。

 また、公表はされていないが、メモリが2GBに増えたのもポイント。これによりメモリ不足は解消され、あらゆる動作速度が向上した。

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◆ただし「LTE-Advanced」対応には要注意!

 6sは「LTE-Advanced」という高速モバイルデータ通信に対応している。従来のLTEは下り最大150Mbpsだったが、LTE-Advancedでは225Mbps。さらにドコモの場合は下り最大262.5Mbpsの「PREMIUM 4G」という国内最速のLTEを提供している。

 ただし、LTE-Advancedはまだまだ提供エリアが狭い。都心であっても限られた場所でしか利用できないのが現状だ。LTE-Advancedが普及するであろう頃にはiPhone 7や7sが登場するのは間違いない。