[練習試合]U-18日本代表が大学生に5-0快勝、手応えの2連勝でこの1年の集大成へ

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[9.26 練習試合 U-18日本代表 5-0 静岡産業大 静岡産業大第2G]

 10月2日に開幕するAFC U-19選手権予選(U-20W杯アジア1次予選)に向けて静岡県内で合宿中のU-18日本代表は9月26日、静岡産業大とのトレーニングマッチを実施。5-0で圧勝し、予選に向けて弾みを付けた。

 24日の磐田との練習試合(3-0で勝利)から中1日で行われたこのゲーム、内山篤監督は「今回の予選は酷暑の中(開催地ラオスは日中30℃を軽く超える気候)、中1日で3連戦を戦うことになる。当然、メンバーは入れ替えながら総力戦でやるつもり」と語ったとおり、磐田戦から先発7名を入れ替え。新たにDF浦田樹(千葉)、野田裕喜(大津高)、岩田智輝(大分U-18)、MF鈴木徳真(筑波大)、高木彰人(G大阪ユース)、FW岸本武流(C大阪U-18)、一美和成(大津高)を先発させた。

 一方、磐田戦から引き続いてGK廣末陸(青森山田高)、DF中山雄太(柏)、MF坂井大将(大分)、堂安律(G大阪ユース)の4名が先発リストに名を連ねた。本番もこうした準ターンオーバーのようなやり方で乗り切っていくことになりそうだ。

 試合は立ち上がりから日本ペース。「チームとしての仕上がりはいい。点を取れるにおいがするチームになってきた」と主将の坂井が語るように、複数人のプレーイメージがうまく重なるようなシーンもあって、攻守が機能。堂安の見事な左足ミドルシュートで先制すると、16分にも浦田がFKを直接流し込んで追加点を奪い取った。もともと左足のキック精度に定評のある浦田だが、「実はゴール正面で距離のある位置から決めたのは初めて。イメージ通りに蹴れたし、自信になります」と笑顔で振り返った。合宿中からプレースキッカーたちが居残り練習に励んできた成果が出た格好だ。

 後半は全員を入れ替えた日本だが、ここではFW小川航基(桐光学園高)が魅せる。開始8分で力強く鋭い得意のドリブルから左足シュートを叩き込むと、その2分後に今度は右足シュートを叩き込む。さらに1分後にはMF久保田和音(鹿島)のクロスから頭でもゴール。「左足でも決められるし、ヘディングもある。自分の強みが出せた」と本人も納得の笑顔を浮かべる怒濤のハットトリックを完成した。

 ただ、その後の時間帯は押し込みながらも点を奪えない少々もどかしい展開に。MF佐々木匠(仙台ユース)の決定的なヘディングシュートは枠上に外れ、終了間際に左SB舩木翔(C大阪U-18)の高速クロスに久保田が合わせた絶好機もシュートがGK正面に飛んでゴールならず。結局、試合は5-0のまま終了となった。

 内山監督は「本番が近付いてきて選手たちの集中力も増してきた。普段の練習から相当に意識高くやってくれている」と合宿の手ごたえを話しつつ、「ラオスの暑さを考えると、もっとゲームをコントロールしていくことが大事になる」と課題も語った。「本番」は2日に開幕し、6日の第3戦で最大のライバルと見られるオーストラリアと激突することになる。確実に予選を突破するにはグループ1位になるしかないため、そこがまさに決戦の場。U-18代表が、この1年の集大成となる戦いへいよいよ旅立つ。

[写真]スペースへのパスに追いついたU-18代表・浦田がスライディングクロス

(取材・文 川端暁彦)