横浜の地での最終打席はショートゴロ

 今季限りでの引退を表明している中日の谷繁元信選手兼監督が26日、プロ入りの1989年から2001年までを過ごしたDeNA(当時は大洋、横浜)戦に「8番・捕手」で先発出場。古巣での最終戦を終えると、試合後は両軍の選手から27年間の現役生活の終わりを労われた。

 横浜の地での今季最終戦。既に引退を発表している谷繁にとっては古巣で選手として出る最終戦は、スタメンでの出場。スコアボードに谷繁の名前が灯ると、両軍のファンから大歓声が巻き起こった。

 日本プロ野球史上最多の3021試合出場となったこの試合。2回に最終打席が回ってきた。2死一、二塁からDeNA先発・井納の5球目を捉えると、打球はショート倉本へのゴロ。送球が谷繁より早く一塁に到達し、古巣での最後の打席を終えた。次の回の守りからは3年目捕手の杉山がマスクを被った。

両軍の選手に抱えられた名捕手、ホームベース上で5度宙に舞う

 試合後、引退を表明している谷繁の周りに、自然と両軍の選手が集まった。

 横浜で13年、中日で14年の現役生活を終えた名捕手は、ホームベース付近で両軍の選手に抱えられると、胴上げで5度宙に舞った。1998年にはともに横浜を38年ぶりの日本一に導いた三浦ら、DeNAの選手たちにも労われた45歳。胴上げが終わると、おもむろにライト方向へ歩き出し、古巣ファンへの挨拶に向かった。

 ライトスタンドからは花束をもらい、グラウンドを一周した兼任監督。最後は慣れ親しんだホームベース付近でグラウンドに一礼し、古巣へ選手としての別れを告げていた。