脂肪分が少なくヘルシーな和食は、塩や醤油などの調味料を使うため、どうしても塩分が多くなりがちです。厚生労働省が推奨する1日の塩分摂取量は男性が8g未満、女性が7g未満ですが、実際には日本人の平均で10gもの塩分を摂取していると言われています。塩分過多は、高血圧のいちばんの原因となります。「血圧は大丈夫」という方も今のうちから意識して塩分を減らす食事を心掛けましょう。

塩分の過剰摂取による高血圧はなぜ怖い?

高血圧は自覚症状がありません。血圧が少し高いだけで何が問題なの?と思う方も多いでしょう。血圧が高い状態は、血管に常に圧力がかかっている状態。その状態が続くと血管はボロボロになってしまいます。コレステロールが高ければ、血管に脂肪が付着して固くなってしまいます。血流が早くなるため、心臓にも大きな負担がかかって心肥大の原因に。血栓が心臓にできれば心筋梗塞、脳にできれば脳梗塞な脳卒中の原因になってしまうのです。

薄味じゃ物足りない?それならこの調味料を使ってみて!

今は大丈夫と思っても、塩分を減らして高血圧を予防するに越したことはありません。でも塩気の少ない食事では物足りなさを感じるのも事実。そんな時は他の調味料を上手に使って、味のアクセントを楽しみましょう。

“わさび”には血栓を防ぐ効果がある

高い抗菌作用から、お寿司やお刺身に欠かせないわさびですが、わさびに含まれる「わさびスルフィニル」には、血栓を予防して血液をサラサラにする効果があります。動脈硬化も予防できるので、血圧が高い方にも有効です。

“ブラックペッパー”は血管を広げる!

スパイシーなブラックペッパーの辛み成分「ピペリン」には、血管を広げ血流を改善する働きがあります。肉料理の下味に使えば、適度な辛みが薄味をカバーしてくれます。温めた牛乳にブラックペッパーを入れて飲んでもOK。牛乳に含まれるカルシウムとの相乗効果で、肌の保水力がアップするので、プルプル肌になる嬉しい効果も期待できます。

“ウコン”で動脈硬化が予防できる!

二日酔いに効くというイメージのウコンですが、実は、コレステロールを減らし動脈硬化を予防する効果もあるのです。これは、ウコンに含まれる食物繊維とテルペス系の精油成分によるもの。減塩と同時にウコンを食生活に取り入れることで、高血圧の合併症も予防することができます。ウコンはスパイスコーナーでお安く手に入りますよ。


writer:岩田かほり