下半身主導のコンパクトなスイング(明大・高山俊)

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 カウントダウンが始まった。この秋の東京六大学野球リーグは、約半世紀ぶりの大記録更新に注目が集まっている。ドラフト1位指名確実といわれる逸材、明治大学の高山俊外野手(4年)が、明大の大先輩である高田繁(現DeNAゼネラルマネージャー)の持つリーグ通算安打記録「127」(1967年達成)を破ろうとしているのだ。

 高山は記録への重圧などつゆほども感じさせない。19〜21日の立教大学戦でも固め打ち。秋季リーグ最初の3試合すべてでマルチヒットを記録、計7安打で通算安打を124とした。26日からの早稲田大学戦を前に、高田の記録まであと3つとしている。記録更新の瞬間は刻一刻と近づいている。

 高山は、なぜこれほどまでにハイペースで安打を量産できるのか。近鉄、オリックスでプレーし、オリックスで一軍打撃コーチを務めた水口栄二氏が解説する。

「広角にヒットが打てるいいバッターであることが一目でわかります。左耳あたりから最短距離でバットが出ているうえ、スムースな体重移動で下半身主導のバッティングができている。非常に無駄のないスイングであるといえます」

 神宮で躍動する「明治の背番号1」、記録達成は目前だ。

撮影■藤岡雅樹

※週刊ポスト2015年10月9日号